奈良県「大淀町」の医師求人特集（生活＆医療情報）

奈良県大淀町には人口16,728人（2020年国勢調査）が住んでいます。
奈良県大淀町の2015～2020年における人口増減率は-7.42％となっています。
大淀町近辺にあたる奈良県南和医療圏に位置する地域と人口増減率を比べると、吉野町では-15.81％、五條市では-9.90％となっており、大淀町の人口減少率は周辺地域に比べて低く見えます。
しかし、全国の人口増減率は-0.75%となっており、この数値と比べると大淀町は人口減少率の高い地域といえます。
そのため将来的に急激な人口減少が起こる地域と言えるでしょう。
次に奈良県大淀町の高齢化率を調べてみます。すると、34.60％であることがわかりました。
このデータから大淀町に住む約3人に1人以上の方が65才以上の高齢者であることがわかります。

そんな奈良県大淀町の医療施設数を調べてみると、病院が2施設（南和広域医療企業団　南奈良総合医療センター:232病床、南和病院:120病床）あることがわかりました。
また、一般診療所数は 9施設あることがわかりました。

では次に、医療機関の絶対数だけでなく人口対比で換算した時の大淀町の医療機関数の状況についてご紹介します。
医療機関数を人口対比で調査したデータを見ると、奈良県大淀町の病院数は全国平均値より多い一方で、診療所数は全国平均値より少ないことがわかりました。
具体的なデータをご紹介しましょう。
まず奈良県大淀町の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.46に比べ11.96と約2倍近い水準でした。

次に一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字をチェックすると、全国平均値69.98に対して53.80と約16ポイント低いことがわかりました。（参照元：2022年11月現在の地域内医療機関情報の集計値（人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算））

では次に、この地域で働く医療従事者数はどのような状況なのでしょうか。
医療従事者数をチェックしてみると、奈良県大淀町に常勤している常勤医師在籍数は88名であることがわかりました。
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数253.67人と比べて526.06人と、全国平均値に比べ約2倍以上だということがわかりました。
この結果から、奈良県大淀町の常勤医師数は全国平均に比べて充足傾向であることが予想でき、他の地域に比べて医師の募集ニーズはやや低いと推測できます。
結果的に、転職の際に行う条件交渉は石よりも医療機関に優位に進めらる可能性が高いと言えるでしょう。
しかし、今後数十年後も医師のニーズが現状を維持するとは限りません。
そこで、奈良県大淀町の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックしましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、奈良県大淀町の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
データを確認すると、2025年予測では99、2030年は97、2035年は92、2040年では87、2045年予測では79と、2020年に比べて約21ポイント減少する予想がでています。
これらの数値から奈良県大淀町の医療ニーズは現状より急激に減少することから、医師の募集ニーズも現状に比べて急激に減少する可能性があるでしょう。

では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では109、2030年は112、2035年は117、2040年では113、2045年予測では106と、2045年には2020年より約6ポイント増加することがわかりました。
つまり、奈良県大淀町の介護現場での常勤医師募集ニーズも現状よりやや増える可能性があると言えます。