いざ転職となると様々な不安があると思いますので、転職で失敗しないために気を付けるべきことをいくつかご紹介したいと思います。具体的な心配事等ございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。
転職先を探すにあたって
転職先を探すにあたり、当【医師求人ドットコム】をはじめ各種医師求人情報サイトをチェック
なさると思います。しかし、表面的な情報だけを鵜呑みにして転職を進めると思わぬところに落とし穴があり、望むような結果を得られない場合が少なくありません。医師が転職する際、失敗しないためのポイントとはどのようなものでしょうか。
高報酬の落とし穴
他の条件は一般的な案件とほぼ同じなのに、なぜか報酬が飛び抜けて高い求人案件を時折目にします。業務内容が困難・高度であるとか、交通の便などが非常に悪いといったマイナス要素をクリアするために報酬を高めに設定してある場合は納得がいくのですが、あきらかに「相場」を大きく超えた報酬設定がされている場合は要注意です。まず、よくあるのが「減算方式」。面談の際にあれこれと理由をつけて最初の提示額から報酬額をさげていくというパターンです。
次に多いのが「採用後に仕事が追加される」というパターン。当初は契約時の合意どおりですが「病院の経営方針が変わったから」などの理由で次々と仕事量が追加され、結局は割に合わない仕事をさせられていたという話もよく耳にします。一見好条件に思える転職を決定する際は、その病院の実情や評判などの情報をよく吟味してからにすべきです。
当直について
診療科にもよりますが、「できれば当直はしたくない」とお考えの先生は多いと思います。求人案件でも最初から「当直なし」となっている案件が人気のようです。「当直専門の非常勤医がいるから」などの明快な理由で当直が不要になっているケースの場合は問題ありませんが、問題なのは「本来は当直して欲しいのだが、当直ありだと応募者が来ないので他の医師に当直を割り当てて対応する」といった病院です。
実際にその病院で働き出してみると、自分だけ当直を免除されていて肩身が狭く、先輩医師に頼まれて何度か当直を引き受けるうちに気付いたらシフトに組み込まれていた、ということがよくあります。
当直に関してその病院の実態がどうなっているのか、事前に調べておくべきでしょう。
就労地域・通勤の事情
転職に伴い、転居や長距離通勤が必要になるような案件では意思決定をする前にご家族と十分な話し合いを行ってください。家族といえども価値観はさまざま。生活環境の変化によって大きなストレスを抱え込んでしまう場合もあります。
また、学童・学生のご家族がいらっしゃる場合は、転居先で十分な教育が受けられるかどうかの環境にも配慮が必要です。
長距離通勤の場合は「自分が辛抱すればいいのだから」とお考えになる先生もいらっしゃいますが、ご家族と過ごす時間が短くなればコミュニケーション不足が生じますし、ご自身の負担が大きくなれば健康面や精神面への影響もあり、結果的にQOLを引き下げてしまう心配があります。
代理人の重要性について
スポーツの世界では、プロアスリートの多くは所属チームとの契約交渉に代理人を立てます。自分では客観的に主張しにくい業績や能力、可能性などを代理人にアピールしてもらい、正当な評価により契約を獲得しています。こうした制度は忙しい医師にとってもぜひ必要なものではないでしょうか。また代理人は転職先の評判や実態などの情報収集・調査を綿密に行い、あなたにとってふさわしい転職先かどうかを判断します。
【医師求人ドットコム】においては、スペシャリストが医師の代理人として、非公開案件も併せ多くの案件の中からベストなマッチング先を斡旋しています。