温暖な地といえば、九州や沖縄エリア。このエリアの療養病院で募集している医師求人をご紹介します。今回は温暖な地の中でも、宮崎、沖縄に的を絞って医師の年収傾向から勤務条件まで特集しています。
宮崎県は九州地方の右下に位置しており、年平均気温は17.4℃と東京や大阪に比べてもさほど違いがありませんが、これは宮崎が南北に長い県であることが影響しています。県南でかつ海沿いにある油津市の年平均気温は18.2℃と暖かくなります。温暖なエリアのため、野球のキャンプ地としても有名です。そんな温暖な地、宮崎には療養病院が66施設あります。そのうちのいくつかを紹介します。
まずは、弘潤会野崎病院です。60病床が療養病棟で、その他には精神病棟、認知症病棟があります。メインは精神科のため、療養病棟での医師募集よりも精神保健指定医の募集のほうが多くなっています。年収は1800~2000万円で募集されています。
つぎに、潤和会記念病院です。療養病棟が54床、回復期リハビリ病棟が165床あり、内科から救命救急、歯科まである総合病院です。それぞれの科目によって医師の募集状況が変動します。提示年収は1300~2000万円です。
最後に、けんなん病院です。434床中、48床が療養病棟です。その他精神科病棟がメインとなっています。現在は、精神科医と内科医を募集されています。年収は非公開です。※募集状況は随時変更します。
宮崎に並んで温暖な地といえば、沖縄でしょう。年平均気温は23.1℃と大変暖かく、3月には海開きされるほどです。年間通して暖かいために全国から多くの観光客が訪れ、その数は年間約700万人と言われています。その温暖な地を求めて、関東や関西から沖縄へ転職される医師も少なくありません。そんな沖縄にある療養病院は40施設あります。
沖縄の療養病棟を持つ大きな病院は、平安病院が挙げられます。393床のうち療養病床数は84床で、その他ほとんどが精神科病棟です。そのため、医師の募集は精神保健指定医のみとなっています。年収も非公開です。 次に紹介する療養病院はオリブ山病院です。こちらの病院は精神療養病棟から認知症、回復期リハビリ病棟や緩和ケアまで実施されています。介護老人保健施設や在宅支援施設も併設しています。現在は、精神科医、リハビリ科医、当直専門医師を募集されています。残念ながら年収の公開はありません。 最後に紹介するのは、ちゅうざん病院です。ちゅうざん病院はリハビリテーションの専門病院です。回復期リハビリ病棟が216床あります。現在は医師の募集はされていませんが、変動する可能性もありますので募集状況を確認されたい方はお気軽にお問い合わせください。
紹介した宮崎や沖縄の療養病院を見ると、精神科やリハビリテーション科に付随する形で病棟が存在していることがわかります。これは、(1)医療費削減はもちろん、(2)患者さんが家で死を迎えたいという要望の高さから、療養病棟を縮小させる国の方針に則った結果です。
すなわち、療養病院(療養病棟)数は今後も減少の一途をたどります。そのため、療養病棟の医師求人数も今後減少する可能性が高いと言えます。では、今まで療養病棟で働いていた医師の活躍の場はどこに移行するのでしょうか。ご存知の通り、療養病棟は「在宅」へと移行していきます。そのため、今までは療養病棟で活躍していた医師も今後は在宅での活躍が期待されているといえます。しかし、療養病棟と在宅では、その対応範囲や責任範囲に大きな違いがあるため、単純に移行できるものではありません。
そこで、療養病院へ転職する際は10年後20年後のキャリアも考慮する必要があります。10年後、20年後に療養病院から急性期病院への転職をするのは体力面から考えてあまり現実的ではありません。そう考えると、リハビリテーション併設の療養病院や、老人施設への訪問診療を行っている療養病院への転職は賢い選択と言えるでしょう。
九州から沖縄まで!温暖な地にある療養病院の医師求人情報をご紹介します。