これから糖尿病専門医を目指すなら、まず名古屋市内にある認定病院・教育病院での研修が必要になります。
現在、名古屋市内には認定病院が14施設・教育病院が1施設あり合計で15の病院で研修を受けることができます。例えば名古屋第一赤十字病院や名古屋記念病院、宏潤会大同病院などはその一例です。
認定病院と教育病院は、糖尿病の専門外来や食事指導、糖尿病患者教育、糖尿病学の研修が可能であること、診療記録管理室があることなど大きな違いはありません。しかし教育病院は認定病院との連携が義務づけられている点を考慮すると、認定病院を選択する方が無難と考える医師が多いと言えます。
ではこれから名古屋で糖尿病専門医を目指す方におすすめの病院をご紹介しましょう。それは「中部ろうさい病院」と「名古屋大学病院」です。この2施設は全国でも糖尿病患者数が多く、多くの症例を学ぶことができます。それぞれの病院について紹介します。
中部ろうさい病院では、現在治療中の糖尿病患者数が3500名いらっしゃいます。医師や看護師、糖尿病療養指導士だけでなく、眼科医や形成外科医とも連携を取り総合的な治療を行っています。現在は、4名の糖尿病専門医が活躍されています。
名古屋大学病院は、年間外来数は28000名・入院患者数も年間350名を超え、症例数が豊富な病院です。糖尿病専門医が9名/指導医も3名在籍しているので研修を受けるための環境が整っています。
もちろん、症例数や教育環境が整っているので人気も高く転職先としては難易度が高くなります。これから専門医を取得するために転職を検討している方は、名古屋市内の転職実績がある医師専門の転職エージェントに依頼されると手間なく情報収集することができます。
次に糖尿病専門医の経験を活かせる求人をお探しの先生におすすめの転職方法をご紹介します。まず、クリニックへの転職です。
糖尿病患者は増加傾向にあり今後も糖尿病患者専門のクリニックのニーズは高まる傾向です。 そんな中、糖尿病専門医は売り手市場にあり特にクリニックへ転職される場合、大幅な給与アップが期待できます。専門医を取得している医師の場合、週5日勤務であれば週1600~1800万ほどが平均的です。クリニックの場合、当直がないので夜のプライベートな時間をしっかりと確保でき、また10時開始が多いのも特徴の一つです。これらのことから、子育て中の医師や朝が苦手な医師、今後開業を検討している医師にとって検討価値がある選択肢です。
次に、病院への転職です。
病院勤務の場合、糖尿病専門医をお持ちの先生の平均年収は1400~1600万円ほどです。外来対応や病棟管理はもちろんですが、専門検査といった部分でも資格や経験を生かすことができます。当直業務は避けては通れませんが、眼科医との連携があったり理学療法士や栄養管理士といったスタッフとチームで治療に取り組むため、より専門的で幅広い症例を学ぶことができ今後もスキルアップをしていきたい専門医におすすめです。
最後に、開業です。
開業時の平均年齢は40~42歳と言われており、知識も経験も成熟した専門医にとって魅力的な選択肢の一つです。年収も病院やクリニックに勤務していた時とは段階を超えてアップする可能性があります。
しかし転職とは違い、情報収集だけでなく資金やスタッフの採用など様々な準備を進める必要があるため、検討段階から実際に開業するまでに転職以上に時間をかける必要があります。勤務医から突然開業するのはリスクが高いため、一度は人気のクリニックに転職して、資金繰りや集患方法といった経営者として学ぶステップがあると安心です。
ここで紹介した選択肢はどの方法も自分一人でやるには手間も時間もかかるので、転職エージェントを利用して求人を探すという方法を利用する医師が増えてきました。登録料も利用料も手間も要らない反面、エージェントのスキル一つで転職後の人生が大きく変わってしまいます。信頼できる転職エージェントと信頼関係を築くことで、納得のいく転職を実現させることができます。
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