クリニックへの転職を検討する際、やはり気になるのがインセンティブではないでしょうか。
インセンティブ求人のメリットはたくさんありますが、特に実力に見合った給与が期待できる点が一番選ばれる理由です。
内科系クリニックであれば、外来患者数によるインセティンブ制度が多く見受けられます。多くの患者を的確にスピーディに診療することを得意とする医師にとって、自分の長所を生かして給与アップを見込めるインセンティブ制度はとても魅力的です。
一方で外科系クリニックは施述数・手術数によるインセンティブ制度が一般的です。クリニックの中には、未経験でも指導してもらいながら多くの手術を実施することができる求人もあります。もちろんベテランの勤務医なら大幅な給与アップが期待できます。
また、内科・外科系にかかわらず時給制のインセンティブも最近は増えてきました。インフルエンザなどで1年の中でも外来数が増減するクリニックの場合、時給制のインセンティブを敷くことでクリニックは人材採用をする手間とコストをカットができ、また勤務する医師は残業分をインセンティブという形でバックしてもらえるため、双方にとって納得度の高いインセンティブ制度として注目されています。
このように、腕に自信のある医師ほどインセンティブ求人の魅力は大きくなります。しかし、インセンティブ求人には注意点も多々あります。後悔しないインセンティブクリニック求人を探すためにメリットだけでなくデメリットも知っておく必要があります。
魅力的なインセンティブ求人ですが、制度としては歴史が浅くクリニックによってはインセンティブの内容や給与幅に大きな差があるため、転職後のトラブルがないとは言い切れません。そこで、インセンティブ有りのクリニックへの転職を成功させるために特に注意すべきポイントをご紹介します。
まず、インセンティブ以外の固定給をチェックします。インセンティブとは、一言でいうと「変動幅のある給与提示」なので必ず支払われる給与ではありません。インセンティブの金額が高くても支払いが保証されている金額ではないため、転職後に集患ができずにインセンティブで予定していた収入のアテが外れてしまうリスクもあることを忘れてはいけません。できれば、少なくとも固定給与が現在の給与の8~9割は満たしている求人なのかをチェックすることをお勧めします。もし、現在の給与の8~9割を下回る場合は、インセンティブ額を少し減らしてでも固定給与を高めに設定してもらえるか交渉してみましょう。
次に、インセンティブの内容を把握することです。一見当たり前のことですが、どんな業務に対してインセンティブが発生するのかは後々トラブルになりやすいポイントです。例えば、一人あたり/1回あたりのインセンティブなのか、1ヶ月の対応件数が○件以上/売上が○円以上達成した場合のインセンティブなのか、といった細かいところを明確にする必要があります。そこで、言った言わないのトラブルを防ぐためにもインセンティブ内容を書面に落として記録を残すようにしましょう。医師専門の紹介会社の場合は、このような条件を覚書などの書面に落とす対応を提供していることもありますので気軽に相談してみると良いでしょう。
最後に、外来数・手術実績を把握することです。転職してインセンティブで高収入を実現しても離職してしまう医師がいます。その理由は「思った以上に忙しかった」という点に集約されます。これは、インセンティブ制度のあるクリニックは他のクリニックに比べ医師に求める要求水準が高く設定されていることが一つの要因です。そのため、一般的なクリニックよりも外来数が多かったり、手術や施述数が多くなる傾向があり、今まで働いていたクリニックとのギャップがありすぎると、想定以上の業務量に疲弊して結果的に離職してしまうということがあります。外来数や手術実績を確認することで、業務量をあらかじめ想定できるため無理のない勤務で働き続けることができるのです。
今が旬!インセンティブ有りのクリニック求人をご紹介します。紹介した注意点をすべて転職エージェントに任せられるので安心です。