自宅オンコール待機の医師求人を探すことはそれほど難しくいことではありませんが、平均給与や仕事内容などの傾向を知っておくと、好条件の求人を見つけた時に機会損失することなく求人応募できるようになります。そこで、自宅オンコール求人の平均給与についてご紹介したいと思います。自宅オンコールの求人を見るポイントは大きく3つに分けることができます。
1.ファーストコール対応を誰がやるのか
2.オンコールの平均発生回数
3.オンコール時の移動手段
まず、ファーストコール対応を誰がやるのか、という点です。ファーストコールを事務員が対応する場合と看護師など医療スタッフが対応する場合では、実際に医師にかかってくるオンコール回数や引き継ぎのクオリティに違いが出てくるため確認されることをおすすめします。
次に、オンコールの平均発生回数を確認することが重要です。発生頻度が季節要因で変更することも考慮して、全体のオンコール発生頻度と直近3ヶ月の発生頻度を確認されることをおすすめします。
最後にオンコール時の移動手段も確認しておきましょう。タクシーでの移動ができる求人もあれば、自家用車での移動はガソリン代が支給されることもあります。この他に自宅待機の時間も確認が必要です。最近は夜の時間帯だけでなく日勤帯~夜勤帯まで続けて自宅待機できる医師を募集されているケースも見受けられますのでチェックされてみてはいかがでしょうか。
次に給与に関してです。最近はそのほとんどがインセンティブ制をしいています。
つまり、1回辺りの自宅待機に対して支払われる基本給とオンコール発生時に支払われるインセンティブ給与の2本立てで成り立っています。その金額帯を調べてみると、一般的に1回辺りの基本給はおおよそ1万円~2万円、オンコール対応した際のインセンティブは1万円前後となっていました。場合によっては、オンコールの発生時間が22時~翌朝5時の場合は3万円という高めにインセンティブを設定されている場合もあります。
仕事内容は科目によっても様々です。麻酔科の手術時の自宅待機は1回辺りの基本給与が3万円と高い傾向にあります。一方で同じ外科系でも産婦人科の自宅待機は1回辺り1万円~1万5千円とやや低い傾向です。また、最近増えているのは訪問診療クリニックの自宅待機オンコール対応の募集です。対象になる施設数によっても変動がありますが、こちらも麻酔科同様、1回辺り3万円ほどとやや高額になる傾向にあります。
1回辺りの給与が15万円~20万円と破格の金額帯の求人もあります。これは、自宅待機の時間が長い日当直の時間帯の待機です。実際のオンコール発生時の加算は1回辺り5000円程度と低くなりますが、一度に多くの金額を稼ぎたい場合にはこちらの求人の方がおすすめです。
自宅待機オンコール対応といっても、その時間帯は自分の時間ではなくお酒も飲めませんし熟睡することも難しい一方、その給与の高さから短期間の応募からスタートされる方も増えています。
先ほどは非常勤で自宅オンコール待機求人を探されているケースについてご紹介しました。
今回は病院で常勤医師として働いている勤務医の自宅オンコール待機事情についてご紹介します。
結論から言うと、勤務医の場合、自宅オンコール待機に手当がつかないことがほとんどです。この点についてストレスを感じている勤務医師が多いのが現状ですが、最近、勤務医師の自宅オンコール待機について手当を支払っていなかった病院に支払いを命じた判決がでて話題になりました。この判決によって、一部の病院では勤務医の自宅オンコール待機に対する考え方が改善されつつあります。様々な事情で転職を検討されている勤務医師の方々は、自宅待機に対する考え方を事前に確認すると、病院が医師の働き方に対してどのような考えを持っているのかチェックできます。
おすすめの自宅オンコール待機求人 自宅オンコール待機に手当がしっかり出る病院求人や、オススメの自宅オンコール求人まで幅広くご紹介しています。実際にどんな条件で働けるのかご興味あるのかたはぜひチェックしてみてください。