兵庫県「播磨町」の医師求人特集（生活＆医療情報）

兵庫県播磨町は人口33,739人（2015年国勢調査）が住む市で、東播磨医療圏(明石市｜加古川市｜高砂市｜稲美町｜播磨町)の中では人口が少ない地域です。医療施設数は、病院1施設(医療法人社団仙齢会　はりま病院：89病床)、そして一般診療所は20施設あります。播磨町の医療機関数を人口対比で全国平均値と比較すると、病院数・診療所数ともに、全国平均よりも少ないことがわかりました。これらの状況がわかる具体的なデータをご説明しましょう。播磨町の人口10万人あたりの病院数は全国平均値6.65に比べ2.96と約半分という状態でした。また一般診療所数を人口10万人あたりで換算した場合、全国平均値71.57に対して59.28と約12ポイント低い状況でした。（参照元：2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算）このように、医療機関数が全国平均値に比べて少ない播磨町ですが、常勤医師在籍数の状況はどのようになっているのでしょうか。播磨町内の常勤医師在籍数を調べてみると、28名在籍していることがわかりました。（2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）この在籍常勤医師数を人口10万人あたりの全国平均医師数246.00人と比べてみると、播磨町は82.99人と約三分の一まで落ち込むことがわかりました。このデータから、播磨町の常勤医師募集ニーズは全国に比べて非常に高いと言えます。しかし、現在の募集ニーズだけをチェックして転職に踏み切るのはリスクが伴います。なぜなら、播磨町をはじめとする地方では、急激な人口減少が予想されるためです。そのため、今後の転職先の見つけ方は、２０〜３０年後に患者数が減少することを見込んで中長期的に転職先（医療機関）を判断するやり方がスタンダードになるでしょう。では、今後数十年後の播磨町の医療募集ニーズを推測できる統計データをチェックしてみましょう。まず紹介したい一つ目のデータは、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」です。このデータによると、2015年の医療需要の実績を100とした場合、2020年予測では105、2025年は108、2030年予測では106、2035年では103、2040年予測では101、2045年予測では100と、約25年後も現状の医療ニーズとほとんど変わらないことが見えてきました。結果的に、医療機関の閉鎖などがない限り医療機関での医師募集ニーズは医療需要と比例して変動すると言えます。では次に二つ目のデータをご紹介します。それは、介護施設の需要データです。播磨町の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では121、2025年は139、2030年予測では140、2035年では132、2040年予測では126、2045年予測では127と、2015年を基準値とすると約1.3倍まで増加すると考えられます。そのため、介護現場での医師募集ニーズは現状以上に高くなるでしょう。このように、人口が減少する中、単純に現状の募集ニーズだけで転職先を決定するのは注意が必要です。ご自身だけで転職先を探すことに不安を感じられる方は、医師専門の転職エージェントに頼る方法も検討されてみてはいかがでしょうか。