兵庫県「神戸市中央区」の医師求人特集(生活&医療情報)

神戸市中央区の生活関連情報

神戸市中央区にあるポートアイランドは「神戸医療産業都市」です。神戸医療産業都市には350社を超す医療関連企業や神戸大学といった研究部門も集まっています。2020年2月に、神戸市や神戸大学が産業界と一緒に提案した「神戸未来医療構想」が国の補助金に採択されました。この構想の中には、臨床研究の拠点「リサーチホスピタル」の建設やAI(人工知能)や次世代通信の「5G」、高精細画像の8Kといった近く普及期を迎える新技術を活用した医療機器の開発などを盛り込んでいます。そのほかにも、医療と機器開発の両面に通じた「医工連携人材」の育成の狙いもあり、今後ますます医療業界を牽引する地域と言えます。

神戸市中央区の医師に関する情報

兵庫県神戸市中央区は人口135,153人(2015年国勢調査)が住む市です。医療施設数は、病院が24施設(神戸大学医学部附属病院:934病床、神戸市立医療センター中央市民病院:768病床、独立行政法人労働者健康安全機構神戸労災病院:360病床、神鋼記念病院:333病床、神戸赤十字病院:310病床、兵庫県立こども病院:290病床、一般財団法人神戸マリナーズ厚生会 ポートアイランド病院:212病床、神戸マリナーズ厚生会病院:199病床、西記念ポートアイランドリハビリテーション病院:150病床、神戸博愛病院:120病床、神戸大学医学部附属国際がん医療・研究センター:120病床、神戸平成病院:100病床、以上病床数が多い順に100病床以上の施設のみ掲載)、そして一般診療所が248施設あります。この神戸市中央区の医療機関数を人口対比で全国平均値と比較した場合、病院数・診療所数ともに全国平均値よりも非常に多いことがわかりました。例えば神戸市中央区の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.52に対して17.76と約3倍に迫るほどでした。また、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数値を見てみると、全国平均値68.14に対して183.50と、こちらも全国平均値に比べて約3倍近い数値であることがわかります。(参照元:2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算)これらのデータから、神戸市中央区の医療施設は全国平均に比べて非常に充実していると言えます。そんな神戸市中央区ですが、常勤医師在籍数はどのような状況なのでしょうか。調べてみると、兵庫県神戸市中央区に在籍する施設別常勤医師数は2,045名でした。(2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)この在籍常勤医師数を人口10万人あたりの全国平均医師数237.28人と比較すると、神戸市中央区は1,513.10人となっており、なんと全国平均の約6倍以上在籍していることがわかりました。なぜ神戸市中央区にはこれほど医療機関・医師共に集中しているのでしょうか。この背景には、成長産業として医療関連の企業を神戸市に集積し、「神戸医療産業都市」としてプロジェクトを打ち出していることが影響しています。様々な先端医療技術の研究開発拠点となっているため、遠隔操作による内視鏡手術支援ロボットやAI(人工知能)画像診断システム、遠隔診断・治療など最新技術といったまさに今後の日本の医療を支える医療技術が集結しているエリアとなっています。そのため、医療施設などの箱物だけでなく、最先端の医療技術を研究・習得したい医師が全国から集まる現象が起こっているのす。実際に、神戸市中央区の医師募集ニーズが今後25年ほどでどのように変化するのかチェックしてみると、医療・介護ともに増加することが伺えます。医師募集ニーズを推測する際に有用なデータとして将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」をご紹介します。このデータをチェックすると、2015年の医療需要の実績を100とした場合、2020年予測では110、2025年は117、2030年予測では122、2035年では125、2040年予測では129、2045年予測では132と右肩上がりであることがわかります。つまり医師の募集ニーズも自ずと押し上げられるでしょう。このように医療ニーズ・医師募集ニーズが右肩上がりの地域は、人口が減少し続ける日本において稀有なケースと言えます。次に介護施設の需要データをチェックしてみましょう。神戸市中央区の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では118、2025年は138、2030年予測では145、2035年では148、2040年予測では154、2045年予測では164と「2015年の1.6倍」ほどに急増すると考えられます。つまり、神戸市中央区では医師募集ニーズは今より増加するでしょう。また、医師にとって神戸市は最先端の医療技術を学べる全国でも数少ない地域であるため、医師の集中は今後も続いていくでしょう。技術の進歩により遠隔診断・治療などがスタンダードな時代になれば、神戸市中央区などのエリアに医師が集中しながらも、医療資源の少ない地域でも最先端の医療を享受できる日が来るのも現実的な未来なのではないでしょうか。
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