兵庫県「洲本市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

兵庫県洲本市は人口44,258人（2015年国勢調査）が住んでいます。洲本市の医療施設数は、病院が3施設(兵庫県立淡路医療センター:441病床、医療法人　新淡路病院:225病床、洲本伊月病院:178病床)あります。また一般診療所を調べると39施設あることがわかりました。絶対数だけでは医療機関数が多いのか少ないのかわからないので、人口対比で医療機関数をチェックしてみましょう。調べてみると、病院数・診療所数ともに全国平均に比べて多い状況でした。具体的には、洲本市の人口10万人あたりの病院数は全国平均値6.51に比べ6.78と約２ポイント高い状況でした。次に、一般診療所数を人口10万人あたりで換算すると、全国平均値68.89に対して88.12と約20ポイント高いことがわかりました。（参照元：2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算）これらのデータから、全国平均値に比べて洲本市の医療機関数は、平均よりやや多い地域と言えます。では洲本市の医療機関で働く常勤医師在籍数はどのような状況なのでしょうか。洲本市内の常勤医師在籍数を調べると188名在籍していました。（2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）この常勤在籍医師数を、先ほどと同じように「人口10万人あたり」でチェックすると、全国平均医師数240.93人と比較して424.78人と約224ポイントも高いことがわかりました。つまり、現時点での洲本市の医師数は、全国平均値に比べて多く在籍しており、医療資源が豊富な地域だと言えます。一般的に、医師在籍数に余裕がある場合、医師採用時に「休みの取りやすさ」「教育環境」などが充実する傾向にあります。しかし、この医師在籍状況がいつまでも続く保証はありません。そこで、現時点だけでなく今後の医師募集ニーズにも視野を広げて情報収集することをお勧めします。では、どんな情報を転職前にキャッチしておけば良いのでしょうか。１つの基準となるのは「現在から25年後までの高齢者人口の推移」です。このデータから、洲本市で数十年後の医師募集ニーズについて大まかな推測できるようになります。せっかくですので、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」をご紹介したいと思います。この推計値によると、洲本市の2015年医療需要の実績を100と基準にした場合、2020年予測では98、2025年は97、2030年予測では93、2035年では88、2040年予測では82、2045年予測では76と現状に比べて約24%減少すると考えられます。医療ニーズが減少すれば、医師募集ニーズも自ずと徐々に減少していくでしょう。現状、医師在籍数が全国平均よりも多い洲本市では、２５年後には現状と全く同じ医師募集ニーズがあるとは言い切れないことがわかります。次に「介護需要データ」をチェックしてみましょう。このデータによると、洲本市の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では103、2025年は113、2030年予測では115、2035年では110、2040年予測では103、2045年予測では97と、2030年までは増加しますがその後は減少に転じ、2045年には現状を下回ることが予想されています。つまり、介護現場での医師募集ニーズにおいても、医療現場ほどまではいきませんが、現状と同程度以下になると考えられます。このように、医療・介護の需要は医師の募集・採用ニーズに大きく影響を与える要素の一つとなります。これらの情報も転職時にチェックしておくことで、長期的にご自身のキャリアを見据えることができるようになります。