兵庫県「丹波市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

兵庫県丹波市は人口64,660人（2015年国勢調査）が住んでいます。丹波市の医療施設数は、病院が3施設(医療法人敬愛会　大塚病院:385病床、兵庫県立丹波医療センター:320病床、香良病院:266病床)あります。また一般診療所を調べると39施設あることがわかりました。絶対数だけでは医療機関数が多いのか少ないのかわからないので、人口対比で医療機関数をチェックしてみましょう。調べてみると、病院数・診療所数ともに全国平均に比べて少ない状況でした。具体的には、丹波市の人口10万人あたりの病院数は全国平均値6.51に比べ4.64と約２ポイント低い状況でした。次に、一般診療所数を人口10万人あたりで換算すると、全国平均値68.89に対して60.32と約8ポイント低いことがわかりました。（参照元：2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算）これらのデータから、全国平均値に比べて丹波市の医療機関数は、平均よりやや少ない地域であると言えるでしょう。では、丹波市の医療機関で働く常勤医師在籍数はどのような状況なのでしょうか。丹波市内の常勤医師在籍数を調べると112名在籍していました。（2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）この常勤在籍医師数を、先ほどと同じように「人口10万人あたり」でチェックすると、全国平均医師数240.93人と比較して173.21人と約67ポイント低いことがわかりました。つまり、現時点での丹波市の医師数は、全国平均値に比べて不足状況だと言えるでしょう。一般的に、医師不足が深刻な地域では医師採用に積極的になるため、給与やおやすみなどの条件交渉がしやすくなりますが、この医師不足の状況は数十年後も続くとは限りません。現時点の医師募集状況だけでなく、今後の状況変化についても情報収集した上で転職先を決定することが「これからの医師転職」には必要と言えます。なぜなら、2025年問題やオンライン診療など、医療現場における変革点がいくつも起こりえるためです。そのため今までと同じような転職方法でなく、時代に即した転職方法へ切り替える必要があると言えます。では、どんな情報を転職前にキャッチしておけば良いのでしょうか。１つの基準となるのは「現在から25年後までの高齢者人口の推移」です。このデータから、丹波市で数十年後の医師募集ニーズについて大まかな推測できるようになります。せっかくですので、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」をご紹介したいと思います。この推計値によると、丹波市の2015年医療需要の実績を100と基準にした場合、2020年予測では100、2025年は100、2030年予測では97、2035年では94、2040年予測では89、2045年予測では84と現状に比べて約13%ほど減少すると考えられます。医療ニーズが減少すれば、医師募集ニーズも自ずと徐々に減少していくことがわかりました。次に「介護需要データ」をチェックしてみましょう。このデータによると、丹波市の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では104、2025年は113、2030年予測では116、2035年では115、2040年予測では109、2045年予測では103と、2030年までは増加しますがそれ以後減少し、2045年には今と同じ状況に戻ることが予想されています。つまり、介護現場での医師募集ニーズは25年後も現状と同程度であると考えられます。このように、医療・介護の需要変動は医師の募集・採用ニーズに深く関連しています。転職時にチェックしておくことで、転職後に起こり得る変化に焦らず対応できるようになるでしょう。このような情報をご自身で事前にチェックする時間がない方は、ぜひ医師専門の転職エージェントに確認を取られてみてはいかがでしょうか。