兵庫県「養父市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

兵庫県養父市は人口24,288人（2015年国勢調査）が住んでいます。養父市の医療施設数は、病院が2施設(公立八鹿病院:380病床、但馬病院:255病床)あります。また一般診療所を調べると17施設あることがわかりました。医療機関数の絶対数だけを見ると非常に少なく感じますが、人口対比でチェックすると状況は変わるのでしょうか。実際に調べてみると、病院数は全国平均値よりもやや多く、一方、人口対比で見た診療所数は全国平均値に比べて平均並みであることが分かりました。具体的なデータをご紹介しましょう。養父市の人口10万人あたりの病院数は全国平均値6.61に比べ8.23と約2ポイント高い状況でした。次に、一般診療所数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均値68.89に対して69.99と約1ポイント低いことがわかりました。（参照元：2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算）これらのデータから、養父市は人口対比の視点から見て、医療機関数は全国平均並みだと言えます。次に、養父市の医療機関で働く常勤医師在籍数についてチェックしてみましょう。養父市内の常勤医師在籍数を調べると、57名在籍していました。（2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）この常勤在籍医師数を、先ほどと同じように「人口10万人あたり」でチェックすると、全国平均医師数246.00人と比較して234.68人と約12ポイント低いことがわかりました。つまり、現時点での養父市の医師数は全国平均並みかやや高い状況であることがわかります。しかし今後、2025年問題や過疎化・高齢化、IT医療技術の発展や遠隔診療（オンライン診療）が可能になると、医師募集ニーズは大きく変動する可能性があります。つまり、現時点のデータだけでは転職すべきか否かを判断するのは賢い選択とは言えません。ではどんな情報を転職前にチェックすれば良いのでしょうか。１つの基準となるのは「現在から25年後までの高齢者人口の推移」です。これらのデータから、数十年後の養父市における医師募集ニーズについて推測でき、転職するか否かを判断する時に参考になると思います。参照するデータは、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」です。この推計値によると、養父市の2015年の医療需要の実績を100とした場合、2020年予測では96、2025年は93、2030年予測では89、2035年では83、2040年予測では76、2045年予測では69と現状に比べて約31％減少することがわかります。つまり医療ニーズの減少に影響を受けた医師募集ニーズも、現状に比べるて減少の可能性が大いにあると言えます。次に「介護需要データ」をチェックしてみましょう。このデータによれば、養父市の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では99、2025年は102、2030年予測では103、2035年では101、2040年予測では94、2045年予測では85と、2035年までは現状を維持していた介護ニーズが、2040年から急に減少傾向に転じてることが分かります。結果的に、2015年に比べて約15%減少する予想が出ていました。医療・介護ニーズの推移を確認することによって、養父市の医師募集ニーズは、減少傾向にあると判断できます。このように、医療・介護での需要変動は医師の募集ニーズに深く関係しているため、転職時にはチェックしておくべき項目の一つとなっています。変化の多い時代だからこそ、頼れる医師専門の転職エージェントにサポートしてもらうことも、転職時の引き出しとして増やしておかれる方が増えています。