阿久根市は、鹿児島県の北西部にある人口約2万2000人の町です。およそ40キロに及ぶ東シナ海に面した海岸線や沖合に浮かぶ島は、海水浴や釣りのスポットとして多くの人が集まる場所となっています。北部は日本三大急潮の一つ・黒潮が流れる場所で植物の生長を促し、また陸地では温暖な気候を利用して農業が盛んなエリアになっています。市にある湾では古来から海陸交通の要衝として商業や海運業が栄えてきました。阿久根市の市立の幼稚園数は1園、私立の幼稚園数は2園、幼稚園と保育園が一体となった認定こども園の数は2園、市立小学校の数は9校、中学校の数は4校となっています。市では小規模校入学特別認可制度を設けています。小規模な小学校や中学校に特別に入学を認めるもので、自然を通して体験学習や交流活動をすることで、豊かな人間性を培うことを目的としています。阿久根市子ども発達支援センターこじかでは、小集団の仲間とともに基本的な生活習慣の自立を目的としたサポートを行っており、すべての教育機関と連携をとりながら療育をおこなっています。また子育て支援センターでは、育児の悩みや疑問などに対して専門のアドバイザーが指導や情報の提供を行っています。