鹿児島県「指宿市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

　指宿市は鹿児島県の薩摩半島南端に位置する指宿温泉でも有名な観光の町です。九州一の面積を誇る池田湖、薩摩富士でも有名な秀峰開聞岳、長崎鼻、潮の干満時に陸続きとなる知林ヶ島があります。霧島火山脈が市域を縦断し、天然の砂蒸むし温泉をはじめとして、温泉に恵まれている地域です。年間平均気温は、約19度であり、温暖な気候に恵まれています。冷房節約に観光促進も兼ねて、毎年4月下旬から10月下旬まで、市職員や銀行職員が公用服にアロハシャツを着用しています。豊かな自然に恵まれた南国で田舎暮らしをするにはよい地域です。毎年1月には、いぶすき菜の花マラソン大会、菜の花マーチが開かれ、5月には指宿トライアスロン大会、いぶすきフラフェスティバルなどイベントが数多く開かれ見物客で賑わいます。移住者の受け入れにも積極的であり、「営農なんでも相談窓口」が設置され、新規の就農相談など農業に関するさまざまな相談に対応しています。また、Iターン者への住宅新築や購入の助成制度もあります。さらに、田舎暮らしや農林漁業などの魅力的な体験プログラムが用意されており、そらまめ・さつまいもなどの農業体験やかつおぶし製造などの漁業体験ができます。移住者と地域の方々の交流も盛んです。

　指宿市の医療機関は、病院12、診療所37、歯科診療所が22あります。福祉施設としては、特別養護老人ホーム3、軽費老人ホーム1をはじめとして、デイサービス21、居宅介護支援事業所23、介護老人保健施設4、指定介護療養型医療施設2、指定訪問看護ステーション2などが設置されています。地域の医療資源としては、2014年の7月の地域内医療機関情報の調査では、人口10万人あたりの施設数が集計されており、全国平均数と比較することができます。集計結果によると、一般診療所数は全国平均とほぼ同数であり、病院数では、全国平均数より4倍以上の数となっています。在宅支援診療所数も全国平均数の約2倍あり、医療機関に恵まれた地域であるといえます。また、病床数においても、一般診療所病床数は約5倍、病院病床数は3倍近いデータが集計されています。一方で、医師の人数は、全国平均数とほぼ同じ程度であり、医療機関数と比べると、医師が不足している現状がわかります。また、看護師数の方は全国平均数の2倍ほどです。鹿児島県では、医師不足が深刻になっている指宿市をはじめ、枕崎市、南さつま市、南九州市の共催により地域医療フォーラムを開き、一体となって地域医療を支えていく対策を講じています。