鹿児島県いちき串木野市では、「地域の青少年は地域で育てる」「大人が変われば子供も変わる」を合言葉に、大人が積極的に青少年に関わり、市民ひとりひとりが青少年を見守り育てていく「みんながアドバイザー」運動を推進しています。具体的には、市民総ぐるみのあいさつ運動や青少年の地域活動やボランティア活動の推進等が行われています。
学校教育では、人口減少に伴う児童数の減少が続いており、小・中学校の規模を適正化するために、既存校舎を活用する形での学校再編が教育委員会により提言され、検討されています。また、児童数が少なく山海の自然豊かな土地にある小規模校の特性を活用するとともに、当該地域を活性化するために、4つの小学校(旭小学校、荒川小学校、冠岳小学校、川上小学校)については「小規模校入学特別認可制度」を適用して、保護者・児童の希望があれば学区外からでも通うことを認めています。
家庭教育の支援も積極的に行われており、支援員による子育ての相談活動、家庭訪問、母親セミナー、読み聞かせ等の活動が定期的に行われています。市による学校支援事業に基づき募集され登録された地域の学校支援ボランティアがこれらの活動を支えています。