鹿児島県「錦江町」の医師求人特集(生活&医療情報)

錦江町の生活関連情報

 肝属郡錦江町は、鹿児島県大隈半島の西部にある町です。鹿児島湾に面し、人口は8,000人程度、家庭数は4,000戸程度です。町内にJRや私鉄は通っておらず、町からもっとも近い鉄道の駅(志布志駅)までは車で1時間10分程度かかります。町内には、現在小学校6校、中学校2校(いずれも町立)があります。人口減少が続く錦江町では近年小中学校の廃校や合併も続いていますが、これらの学校では自然あふれる環境を活かし、農業などの体験型学習を行ったり、またボランティア学習を積極的に取り入れたりと小規模な学校ならではの独自性の高い活動を行っています。乳幼児教育においては、町内には4園の保育園、2園の幼稚園があり、出産育児一時金を町独自に給付するなど、出産・育児から教育に至るまできめ細やかな福利厚生が行われています。
また、錦江町は人口8,000人程の小さな町ながら、地方創生推進委員会(仮称)の委員を町民から公募するなど、オリジナリティあふれる取り組みが盛んに行われています。こうした取り組みにより、少子高齢化や、人口減少社会に対応し、住みよい環境の確保、活力ある地域社会の維持に積極的に努めているのが大きな特徴です。

錦江町の医師に関する情報

 肝属郡錦江町には、医療施設としては9つの病院と4つの歯科医院があります。しかしこの中には週1回、2時間のみ診療を受け付ける巡回診療所とへき地診療所が含まれていますので、通常の地域の病院として住民がいつでも利用できる病院は7施設のみです。医療従事者数は、2008年の調査で医師19名、歯科医6名が登録されています。日・祝日も町内病院の中で当番医が取り決められており、一定の医療水準は超えているといえます。しかし町内の病院はほとんどが個人経営の病院、歯科医院であり、在籍している医療技術者は1名ないしごく少数ですので患者の受入れ可能数は決して大きくありません。また高齢者が占める割合が多く、合併のため非常に広い面積をもつ錦江町の現状を考えると、住民誰しもに医療が広くいきわたってはいないのが現実です。
現在は、町内唯一の総合病院である肝属郡医師会立病院が町の医療の中枢となっています。他のへき地病院と同じく医療技術者不足に苦しむ中、その中枢機能を強化すべく独自の職員募集のための取り組みを行っています。病院独自にドクター向けの視察ツアーを組み、医師会立病院やへき地診療所、町内観光名所に案内するなど、ドクター勧誘に全力を挙げています。
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