鹿児島県「徳之島町」の医師求人特集(生活&医療情報)

徳之島町の生活関連情報

 鹿児島県大島郡徳之島町は、奄美群島の徳之島のほぼ東半分を占めています。徳之島は、鹿児島市からおよそ500km離れており、気候は沖縄と同じ亜熱帯性気候で、1年を通して暖かく過ごせるのが特徴です。
町内には幼稚園・保育所が10か所、小学校が9か所、中学校が6か所、高校が1か所あり、離島でありながら教育施設は比較的充実しています。町の教育委員会は、「健康で心豊かな学びの里づくり」を基本目標として、島の歴史や伝統を踏まえつつ新しい時代にも積極的に適応できるような青少年の教育を、学校・家庭・社会が協力して推進していくことを目指しています。
また、町では妊婦を対象としたマタニティクラスや、幼児を対象とした延長保育(19時まで)、小学校低学年の児童を対象とした学童保育を行うなど、さまざまな子育て支援を行っています。
さらに、離島における出産や育児を支援するために、総務省から交付金をうけて母親達をサポートしているNPO団体「がじゅまるネット」は、「安心して出産や子育てができる環境づくり」を目標に掲げ、Webシステム等を活用することにより子育てに関する情報を発信したり、母親同士や、母親と島外の専門医とを結び付ける役割を果たしています。

徳之島町の医師に関する情報

 大島郡徳之島町内に、病院は3施設、一般診療所は4施設あります。病院は十分ですが、診療所は不足しています。また、病院や診療所は町南部にある中心街の、徳之島町役場を中心とした半径500mほどの非常に狭い範囲に集中しているため、とくに町の北部からのアクセスがやや不便になっています。
一方、常勤の医師数は25名と少なく、慢性的に不足しているため、島外などから非常勤医師を多数迎えて、人員の不足に対応している状況です。
徳之島町の医療機関でよく知られているのは、徳之島徳州会病院(病床数199)、医療法人南溟会宮上病院(病床数41)、公益財団法人慈愛会徳之島病院(精神科、病床数206)などです。このうち総合病院は徳州会病院の1施設のみです。ひとつひとつの施設が、約12000人の徳之島町民の健康を守るための、非常に貴重な役割を担っています。
離島において大変重要な、緊急の処置が必要な患者を島外へ移送する手段として、徳之島町においても最近は、飛行機やヘリによる移送が日常的に実施できる環境が整備されています。医療スタッフの絶え間ない努力により、以前と比べると、町内の医療環境は随分改善されてきているといえるでしょう。
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