熊本県「天草市」の医師求人特集(生活&医療情報)

天草市の生活関連情報

 天草市は熊本県南西部にある人口約11万9000人の街です。周辺を海に囲まれた離島自治体で橋によって九州とつながっており、周辺の天草諸島を有しています。ほとんどを山林が占め、海岸沿いに沿って市街地や道路が形成されています。気候は冬でも温かく夏は比較的涼しい海洋性の気候のため一年を通して過ごしやすいエリアです。天草市は年々人口が減少傾向にあり、平成22年の1家族あたりの人員が2.6人になるなど核家族化が急速に進んでいます。
天草市内には22校の小学校と13校の中学校があります。御所浦町にある離島では、小学校が2校・中学校が1校ありますが、通学のため毎日通学船で通っています。小学校では本渡南小学校・本渡北小学校・亀川小学校の3校が、中学校では本渡中学校と牛深中学校の2校が市教育委員会の研究推進校に選ばれており、研究を深めると共に他の学校にもその成果を広げて市全体の学力が向上することを目指しています。また生きた英語に親しみながら英語圏文化への理解を深めることを目的に、ネイティブスピーカーを学校に招いたり、キャンプやさまざまな体験をする活動を行っています。さらに異文化を肌で感じる企画として、助成金を活用した海外ホームステイなども行われています。

天草市の医師に関する情報

 天草市における病院施設数は18施設あり、一般診療所施設数も82施設、医師の数も168人となっており、全国の平均と比べてもやや下回る程度で一見医療関係は充実をしているように思えます。しかし小児科や産婦人科の病院が少なく、離島問題や高齢化率が高いため、今後の人材確保が市の課題となっています。市内には過疎地域も多く、勤務を希望する医師の数が少ないのが現状です。また市内の65歳以上の人口は全体の33%を越えており、「筋力トレーニング事業」などを広げて高齢者の介護予防につなげています。また医科大学と協力して、スマートフォンを使用した「高齢者見守りシステム」の実証実験を行い、高齢化地域でも持続成長が可能な街づくりを目指しています。
天草市の医療機関で有名な病院は、独立行政法人地域医療機能推進機構天草中央総合病院と牛深市民病院・栖本病院・新和病院・河浦病院の4つの市立病院・3つの市立診療所があり、それぞれの地域での中心的役割を果たしながら連携をとり、質の高い医療を提供しています。特に天草中央総合病院は、天草市の基幹病院として高度な先進医療を提供し活躍をしています。周産期医療やがん・災害医療に力を入れている病院です。
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