人吉市は熊本県の最南端に位置する市で、人口は約3万4000人で県内では12番目と比較的多い方です。戦国時代から江戸時代にかけて相良氏が治めた城下町として栄えており、小京都とも呼ばれる独自の文化が発達してきました。市の東側には日本三大急流の1つである球磨川が流れており、その周囲には豊かな自然の残された地域が広がっています。交通機関としてはJR肥薩線が通っており、市内には人吉駅を中心とした4つの駅があります。またくま川鉄道湯前線が通っており、観光地へ赴く足となっています。また高速道路としても九州自動車道の人吉ICが市街地に配置されている他、産交バスなどのバス路線も充実しており、遠方からでも市内からでも各所へのアクセスが比較的容易な環境にあります。
人吉市の教育環境は市の規模からすれば標準的なものです。市内には小学校が10校、中学校が3校、高校が2校あり、いずれも県内では人口に相応した数であると言えます。育児面に関しては幼稚園や保育所といった保育施設がそれぞれ3か所、12か所にあり、いずれも県内では10番目前後で標準を少し上回っているため、共働きの家庭を中心に、子育てするためには比較的恵まれている傾向があります。