熊本県「多良木町」の医師求人特集(生活&医療情報)

多良木町の生活関連情報

 球磨郡多良木町は熊本県の南東部に位置しており、人口は約1万人の比較的小さな町です。街の中央部は人吉盆地にあり、この周辺に市街地が広がっている一方、町の面積の多くを九州山地が占めており、豊かな自然環境を持っています。市街地は市の中心部を流れる日本三大急流の一つである球磨川によって東西に分けられています。1955年に3つの町村が合併して以降、現在の姿を保っています。球磨郡多良木町の交通機関は第3セクターであるくま川鉄道によって特徴づけられています。町内にはくま川鉄道の駅が4つあり、その中でも公立病院前駅と多良木駅は利用客も多く駅前も賑わっています。また駅前を中心に産交バスが運営するバス路線が充実しており、市街地のみならず山岳地帯への町民の足として利用されています。
球磨郡多良木町には小学校が6施設あり、児童数の合計は569人と比較的少ないです。したがって各々の小学校では児童一人ひとりに対して教育が行き届きやすい環境にあります。また中学校や高校がそれぞれ1校あるため、特に県立高校には300人近い生徒が通っており、地域の教育の中心となっています。また町内には幼稚園が1か所、保育所が5か所にあるので育児面でも不安が少ないです。

多良木町の医師に関する情報

 球磨郡多良木町は比較的小規模な町ですが、医師の数が非常に多いという特徴があります。町内にいる医師の数は35人で、これ自体は県内の市町村で18番目に多い数で平均的な数字ですが、人口1万人当たりに換算すると県内で5番目に多いという特徴があります。これらの医師の多くは町内に1つある公立病院で勤務しており、この病院では24時間体制で救急医療を展開しており、多発外傷などの重症患者を除くあらゆる救急車を受け入れられる環境にあるため、町民は安心して利用することができます。また一般の診療所も8施設あり、その多くは山岳部など、比較的交通の便の良くないところで患者さんの家まで訪問診療を行うなど、地域の人にとって大変助けになる医療を展開することができています。
また町内には25か所に老人ホームやグループホームなどの福祉施設が存在しており、いずれも診療所や公立病院のスタッフが定期的に往診を行うなどして地域全体として福祉施設と医療機関の連携を図る努力がなされています。これらの連携の中心となっているのが自治体であり、自治体が医療スタッフの斡旋や報酬の支払いなどを直接手配するなど、積極的に地域医療を充実させるための工夫をしています。
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