球磨郡多良木町は熊本県の南東部に位置しており、人口は約1万人の比較的小さな町です。街の中央部は人吉盆地にあり、この周辺に市街地が広がっている一方、町の面積の多くを九州山地が占めており、豊かな自然環境を持っています。市街地は市の中心部を流れる日本三大急流の一つである球磨川によって東西に分けられています。1955年に3つの町村が合併して以降、現在の姿を保っています。球磨郡多良木町の交通機関は第3セクターであるくま川鉄道によって特徴づけられています。町内にはくま川鉄道の駅が4つあり、その中でも公立病院前駅と多良木駅は利用客も多く駅前も賑わっています。また駅前を中心に産交バスが運営するバス路線が充実しており、市街地のみならず山岳地帯への町民の足として利用されています。
球磨郡多良木町には小学校が6施設あり、児童数の合計は569人と比較的少ないです。したがって各々の小学校では児童一人ひとりに対して教育が行き届きやすい環境にあります。また中学校や高校がそれぞれ1校あるため、特に県立高校には300人近い生徒が通っており、地域の教育の中心となっています。また町内には幼稚園が1か所、保育所が5か所にあるので育児面でも不安が少ないです。