宇城市は、熊本県の中央にある人口約6万人の街です。熊本県の中心地まで15キロの距離で、住みやすい環境からベッドタウンとして人気があります。海や山に恵まれた自然豊かな地域で、湾はかつて熊本県の玄関口として栄えた歴史があり、港湾史跡として一部が保存されています。中心街にはショッピングセンターや飲食店・娯楽街があり賑わいを見せていますが、市街から少し離れると豊かな緑が広がる農村地帯になります。
宇城市には小学校が13校・中学校が5校あります。市ではゆとりを持った授業や学習の連続性を計るために、市内の小中学校に二学期制を取り入れています。また児童生徒の学力向上や健全な育成を目指して、家庭教育学級や宇城市子どもしつけ10ヵ条を提案し、子育てや家庭教育の指針としています。核家族化・少子化が進んでいる市では、家庭の教育力の低下や地域の人間関係の希薄化などに悩みを持つ保護者も多く、教育委員会はそのような悩みを地域全体で解決するために家庭学級を各区に設け、家庭教育に関する講演を開くなどのサポートを行っています。
市では子ども見守りボランティアが子どもの登下校の見守りや声かけなどを行っており、現在会員は100名を越え活発に活動が行われています。