八代市は熊本県の南部にある人口約12万8000人の街です。日本三大急流の一つがあり、豊かな田園が広がるのどかな環境にあります。また工業が盛んな街としても知られており、熊本県の中心都市のベッドタウンとしても人口が増加をしています。東部から南部にかけては高い山々が連なる山間部で、西部は海に面した豊かな自然を有しています。
八代市には保育園が58施設、小学校が27校、中学校が16校あります。市の教育委員会は児童・生徒の学力向上のために「学力向上やつしろプラン」を策定し、現場の教師がプランを実践するための事例が載ったハンドブックを作って教育活動を行っています。また平成23年度から学力の向上を目指すことを目的として、市の中学校で小中一貫校のモデル校がつくられました。小中学校の教職員のそれぞれの専門性の良さを共有すると共に、学びや育ちの連続性を図ることを目標としています。さらに平成27年度からは、八代市のすべての中学校が小中一貫となる予定です。またそれぞれの学区に地域コーディネーターを配置することで学校と地域の連携を密にするほか、「まちの先生」を派遣するなどさまざまなボランティアのコーディネートを行っています。