京都府「綾部市」の医師求人特集(生活&医療情報)

綾部市の生活関連情報

京都府綾部市は、北部の内陸にあります。
綾部市の人気スポットといえば、ヤギ、ヒツジ、ウサギたちと触れ合える「綾部ふれあい牧場」や、日本の繊維製品メーカーであるグンゼの歴史を学べる「グンゼ博物苑」、最大級の95cm反射望遠鏡がある「天文館パオ」など様々な施設があります。
綾部市で生まれた波多野鶴吉氏が1896年(明治29年)にグンゼ株式会社の元になる会社を創業したのは有名な話です。

綾部市の医師に関する情報

京都府綾部市には人口33,821人(2015年国勢調査)が住んでいます。
綾部市の医療施設数は、病院が3施設(綾部市立病院:206病床、公益社団法人京都保健会 京都協立病院:99病床、医療法人綾冨士会 綾部ルネス病院:86病床)、一般診療所数は22施設あります。

次に人口対比でも医療機関数をチェックしてみると、綾部市の病院は全国平均値よりも多く、診療所数は全国平均に比べてやや少ないもののあまり変わらない状況であることがわかりました。
具体的には、綾部市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.51に比べ8.87と約1.3ポイント高い数値でした。
また一般診療所数を人口10万人あたりで換算した結果は、全国平均値68.89に対して65.05と約4ポイント低いことがわかりました。(参照元:2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算)
このデータから綾部市の医療資源は、全国平均値に比べて多い状況だと言えます。

一方で、いくら医療機関数が多い状況でも、そこで働く医療スタッフ数が十分でなければ医療体制が充実しているとは言えません。
そこで、綾部市の医療体制を知るために、常勤医師在籍数について調べてみました。
すると、綾部市内の常勤医師在籍数は72名在籍していることがわかりました。(2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)

この常勤在籍医師数を、「人口10万人あたり」で確認してみると、全国平均医師数240.93人と比較して212.89人と約28ポイント低いことがわかりました。
つまり、現時点で綾部市の医療体制は、医療機関数はやや多いまたは変わらない状況ですが、常勤医師数は全国平均値に比べてやや少ない傾向であることがわかりました。

これらのデータから、綾部市内の常勤医師の募集ニーズは全国よりもやや高い状況にあることが推測できます。
そのため、このタイミングで転職されるなら給与や休みなどの条件交渉がスムーズにいく可能性が高いと言えます。

しかし、今の医師募集ニーズは今後ずっと変動することがないのでしょうか。
その答えを示してくれるデータとして、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」をご紹介します。
この推計値によると、綾部市の2015年医療需要の実績を100と基準にした場合、2020年予測では98、2025年は95、2030年予測では90、2035年では84、2040年予測では79、2045年予測では74と現状に比べて約26%減少することが分かりました。
つまり、医療ニーズが急激に減少するため、それに比例して医師募集ニーズも現状より低くなる可能性が高いと言えます。

では次に、介護現場での医師募集ニーズがどのように変化するのか確認してみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを推測していきたいと思います。
2015年実績を100とした場合、2020年予測では102、2025年は107、2030年予測では105、2035年では98、2040年予測では90、2045年予測では85と、2045年には現状よりも約15%減少すると推測されています。
そのため、25年後、介護現場での医師募集ニーズは現状よりも減少に転じると考えてよいでしょう。

このように、医師の募集状況は医療・介護ニーズの変動に影響を受けやすくなります。
働かれている地域の人口変動を見ることで、募集ニーズの増減が推測でき、良い転職のタイミングを俯瞰的に判断することができるようになります。
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