京都府城陽市には人口76,869人(2015年国勢調査)が住んでいます。
京都府城陽市の2010~2015年における人口増減率は-3.96%と減少傾向です。
また京都府城陽市の高齢化率は31.20%と約3人に1人が65才以上の高齢者という地域です。
そんな京都府城陽市の医療施設数を調べてみると、病院が5施設(独立行政法人国立病院機構 南京都病院:335病床、医療法人啓信会 京都きづ川病院:313病床、医療法人晴風園 ほうゆうリハビリテーション病院:88病床、一般財団法人 本願寺ビハーラ医療福祉会 あそかビハーラ病院:28病床、京都府立心身障害者福祉センター 附属リハビリテーション病院:25病床)ありました。
また、一般診療所数は51施設あることがわかりました。
この医療機関数を人口対比でチェックしてみると、京都府城陽市の病院数・診療所数ともに全国平均値と同程度であることが分かりました。
詳細なデータもチェックしていきましょう。
京都府城陽市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.47に比べ6.50とほぼ同じでした。
また、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した結果は、全国平均値68.89に対して66.35と約2ポイント低いものの、ほぼ同じ位の使節数であることがわかります。(参照元:2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算)
では、京都府城陽市で働く常勤医師数の状況についてチェックしてみましょう。
京都府城陽市に常勤している医師在籍数について調べてみると、常勤医師在籍数は127名在籍していました。(2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)
この常勤在籍医師数を、「人口10万人あたり」で換算してみると、全国平均医師数244.11人と比較して165.22人と約80ポイント低く、医師不足が予想されます。
つまり、現時点で京都府城陽市の常勤医師ニーズは、全国平均より高い状況だと推測できます。
では、京都府城陽市の常勤医師募集傾向は、今後どのように変化するのでしょうか。
医師募集傾向の今後の傾向について明らかにするために、京都府城陽市の2015年医療需要の実績を100と基準にした場合の需要変動をチェックしていきましょう。
すると、2020年予測では105、2025年は106、2030年予測では101と現状を上回る水準で推移しますが、2035年では92、2040年予測では86、2045年予測では81と現状に比べて約19%も減少する予想だとわかりました。
このデータから京都府城陽市の常勤医師募集ニーズは現状より高くなる可能性は低いと言えます。
では次に、今後の介護現場での医師募集ニーズについて調べてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想していきます。
2015年実績を100とした場合、2020年予測では125、2025年は149、2030年予測は148と急増した後、2035年では133、2040年予測では120、2045年予測では115と徐々に減少傾向に転じることが分かりました。
つまり、25年後は、現状より介護現場での医師募集ニーズは増加する可能性が高いと言えます。
まとめると、京都府城陽市の医師募集ニーズは、医療現場では現状より減少、介護現場では増加する可能性が高いものの減少傾向であることがわかります。