別府市は九州の北東部、瀬戸内海に面した大分県の東海岸沿いにある人口約12万人の都市です。源泉数・湧出量ともに日本一を誇る温泉県として全国的に有名で、緑豊かな山々から立ち上る湯煙は市を象徴する風景として親しまれています。市は国際色豊かな一面も持っており、一般市民の30人に1人が留学生という国際交流都市としても活躍をしています。
別府市は、国際的な観光都市として発展をしており、市のおもな産業は宿泊施設などの観光業や小売業などが全体の80%を占めています。そのため共働き世帯の数も多く、家庭教育力の低下や生活の夜型などが指摘され、青少年の健全育成が問題となっています。
市には小学校が18校・中学校が9校あります。別府市立東山幼・小・中学校では12年間の連携教育を行っており、国立公園内の風光明媚な自然環境の中で世代の違うそれぞれの幼児・児童・生徒などが関わり合いながら学習をし、成長していくという教育環境にあります。
また市の教育委員会は、児童・生徒の学力の向上を目標に習熟度別指導推進教員を派遣し、児童・生徒の学力の定着を行っています。さらに平成28年度までにすべての小・中学校に学校運営協議会を設置し、学校と地域・家庭が連携・協働して教育活動を行っていく予定です。