杵築市は、大分県の北東部にある人口約3万人の街です。城下町として栄えた歴史があり、江戸時代には半島の政治・経済の中心地でした。「サンドイッチ城下町」と呼ばれ、二つの坂が通りをはさんで一直線に結ばれています。坂の上から眺める景色は絶景で、藁葺き屋根の武家屋敷や白壁・石垣・竹林などの町民の住まいなど、江戸時代の人々の暮らしを知る歴史遺産が多く残っています。市には岩壁が連なる荒々しい山や山岳仏教文化の影響を残す山々があり、人々に親しまれています。
杵築市には14校の小学校と3校の中学校があります。市では中学校の学力向上を目的に、「学びに向かう学校づくり」の中核校を指定し、授業の改善や学習集団づくりを研究しています。現在宗近中学校が指定校になっており、その取り組みは市全体の学力向上の指針となっています。その他にも体力向上専科教員活用プランや地域不登校防止推進教員活用プランなど、学力の向上だけでなく体力づくりやいじめ防止対策などさまざまな取り組みを実施しています。また市内の小学校4年生から6年生までを対象にした「さつき少年少女発明クラブ」では、創造性豊かな子どもを育てることを目的にさまざまな学習活動や体験学習を行っています。