中津市は、大分県の北西端にある人口約8万4000人の街です。城下町として栄えた歴史があり、あちらこちらに文化財や歴史的建造物が残る情緒溢れる街並みを呈しています。市の南部は渓谷が広がる景勝地で、観光地として賑わいを見せています。県内最大の平野には緑豊かな水田が広がり、中心部は学校や商業施設も揃っているので子育てをしやすい環境にあります。市では著名な先人の精神を今に伝えるべく「教育の充実」に力を注いでいます。
中津市には24校の小学校と11校(1校休校中)の中学校があります。今津小学校と今津中学校の2校は研究事業モデル校になっており、長期休暇をのぞく毎週土曜日に「学びのすすめ」という補充的な学習が行われています。また中津市愛育研究センターでは、子育てに関する相談や講座の開催・子育てシンポジウムなどを開いて子育てをサポートしています。
市内では核家族化や少子化が進んでいる中で家庭の教育力の低下や地域のつながりの希薄化など、子どもの健全な育成に不安をかかえる保護者も多くなっています。市では放課後中津子ども教室を開設し、地域の大人を指導者として招き共働き家庭の子どもの放課後支援や地域交流を行っています。