岡山県「早島町」の医師求人特集(生活&医療情報)

早島町の生活関連情報

 早島町は岡山県南部に位置し、JR岡山駅から快速マリンライナーで約10分の場所にある町です。2017年現在、約4890世帯12000人ほどが住んでおり、世帯・人口ともに増加傾向にあります。出生率も高く、平成26年度の出生率は1.93と全国平均1.49を大きく上回っています。
早島町の産業状況をチェックすると、第3次産業がメインとなります。
製造業の出荷額は多少の増減はあるものの平成26年は平成21年の1.8倍ほどに伸びており、卸売業の販売額も平成6年にくらべて平成26年は1.3倍と増加しています。
また、早島町の介護状況を見ると、要支援1・2、要介護1?5と認定されている人数は平成22年度は580人でしたが、毎年増え続け平成27年度には681人となっています。

早島町の医師に関する情報

 早島町の医療施設数は、病院が1施設(独立行政法人国立病院機構 南岡山医療センター:400病床)、一般診療所が8施設あります。人口10万人あたりの医療機関数で換算すると、病院は全国平均値の2ポイント高い8.23、診療所は全国平均値より2ポイント低い65.82でした。このように医療機関数だけでみると早島町の医療資源は全国平均的であると言えます。早島町に在籍する医師数をチェックしてみると、39名(人口10万人あたりの平均医師数245.93人に比べて75ポイント高い320.88人)であることから、他の地域に比べて医師数は充実していることがわかります。これは、早島町に唯一ある病院である南岡山医療センターが、早島町だけでなくその周辺地域の回復期の患者さんを診るという役割を担う基幹病院であることが起因しています。メイン疾患は、呼吸器系疾患や免疫異常、神経・筋疾患、重症心身障害児・者、血液疾患(白血病等)、エイズ、長寿医療、小児科疾患など幅広い診断治療を行っており、それぞれ専門の医師が勤務しており、医師数に影響を与えています。そのため、現状は早島町の医師需要は充足気味で医師募集ニーズは低いといえます。では早島町の医療・介護の需要予測は今後どのように変化すると予想されているのでしょうか。社会保障・人口問題研究所調べでは、早島町の15?64歳までの生産人口は2015年から2030年まで変動が少ないと予想されています。また、65歳以上の高齢者人口は2025年の3456人まで徐々に増加し、2030年、2035年には減少に転じますが、2040年には3533人と最も多くなることがわかっています。このように高齢者人口が30年後も増加していく地域は珍しいといえます。さらに詳しく医療・介護需要をチェックしてみましょう。2010年の医療需要を100と起算した場合、2020年には105、2025年には107、2035年には102、2040年には103と微増状態が継続すると言われています。つまり、医療需要は今後も維持されていることがわかります。そのため、医療機関で欠員が出た場合は医師募集傾が出る可能性があるでしょう。一方介護需要は、2020年に111、2025年に136と急激に増加する見込みで、その後2030年には136,2035年には130、2040年には122と減少してきます。そのため、介護現場で活躍する医師数は不足してくることが予想でき、在宅診療やリハビリテーションなどの分野で医師募集傾向が増加する可能性があるでしょう。これらの情報からもわかるように、早島町へ医師転職を検討する場合は介護分野であれば向こう35年ほどは医師需要があり、地域に根ざして回復期に携わりたい医師におすすめです。
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