岡山県「勝央町」の医師求人特集(生活&医療情報)

勝央町の生活関連情報

 勝央町は岡山県北東部にあり、岡山空港より車で約1時間10分ほどの場所に位置しています。2017年9月1日現在、人口11,194人が住み、昔話で有名な「金太郎」(坂田金時)の終焉の地として歴史のある町として有名です。しかし、残念ながら少子高齢化の影響を受けている地方地域のひとつでもあります。そのため、勝央町では様々な課題に向けて「第4次勝央町振興計画」を打ち出しています。まず、町合併を含める自治体経営の効率化は外すことができません。それらのコストカットを行った上で、ボランティア・NPO活動支援を実施することで少ない資源で最大限のサービス提供を見込んでいます。

勝央町の医師に関する情報

 勝央町の医療施設数は、病院が1施設(さとう記念病院:179病床)、一般診療所が5施設あります。人口10万人あたりの医療機関数で換算すると、病院は全国平均値に比べて2ポイント高い8.99、診療所は全国平均値から約23ポイント低い44.94でした。このように勝央町の医療資源を確認してみると、病院・診療所ともに全国平均並みと言えますが、勝央町に在籍する医師数をチェックしてみると様子が変わってきます。勝央町に在籍する常勤医師数は、13名(人口10万人あたりの平均医師数245.93人の約半分にあたる116.85人)であることから、深刻な医師不足に陥っています。勝央町にある唯一の病院であるさとう記念病院は、179床(一般病棟:46床・回復期リハビリテーション病棟:45床・療養病棟:88床)で展開しており、在籍医師数は常勤医師9名/非常勤医師19名と非常勤医師がメインに活躍しています。このように非常勤医師が常勤医師よりも多く活躍している背景には、医師不足の他にもう一つの要因が孕んでいます。このもう一つの要因をひも解くために、10年後・20年後の医療・介護需要をチェックみましょう。社会保障・人口問題研究所調べでは、勝央町の15?64歳までの生産人口は2015年から減少する予想が出ており、65歳以上の高齢者人口についても2020~2025年頃から徐々に減少すると予想されています。さらに詳しく医療・介護需要をチェックすると、2010年の医療需要を100と起算した場合、2020年には変動なく100、2025年には99、2035年には95、2040年には93と徐々に減少する予測が出ています。つまり、医療募集求人数は今後減少していくことは避けることができません。そのため、今の段階で病院が常勤医師を積極的に採用できないと言えます。なぜなら、先細りする医療需要予測は経営圧迫に通じるため、ただでさえ人件費の占有率が高い病院経営においては、常勤医師の積極採用の判断が下せないという事務方の事情があるためです。そのため勝央町の病院では、直近の医療ニーズに応えるために常勤医師よりも非常勤医師のニーズが高まっていると言えます。ちなみに勝央町の介護需要は、2020年に100、2025年に106、2030年には110と増加し、その後2035年には110と維持したのちに、2040年に107と徐々に減少する予想がでているため、介護現場で働く医師の募集傾向は今後も顕著であるといえます。
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