高梁市は岡山県倉敷市の北に位置し、最近では天空の城「備中松山城」で注目を浴びています。人口32,075人(2016年国勢調査人口)の街で、人口減少が叫ばれる地方の一つです。人口減少対策として「まち・ひと・しごと総合戦略」を制定し、合計特殊出生率の向上(2014年1.31から2040年には2.07へ)や人口流出の抑制を目標に様々な取り組みを行っています。例えば、就学前の教育を推進したり、保育園や幼稚園・小学校・中学校・高校・大学までの一貫教育の取り組みもその一つです。また、現在高梁市には吉備国際大学や順正高等看護福祉専門学校があり、人口の約10%が学生であることから「教育のまち」として知られています。その特徴を生かして、保健・医療・福祉サービス分野において大学と連携して社会実験や交流事業を推し進めています。直近では、新図書館を設置することで周辺施設との相乗効果を図るなどの取り組みも行われています。また、子育て世帯の定住促進や支援の一環として子育て世帯向け賃貸契約住宅を新築するなどの取り組みを行っています。