大阪府池田市には人口103,069人(2015年国勢調査)が住んでいます。
大阪府池田市の2010~2015年における人口増減率は-1.11%と減少傾向にあります。
また大阪府池田市の高齢化率は26.00%と、65才以上の高齢者が約4人に1人以上が住んでいます。
そんな大阪府池田市の医療施設数を調べてみると、病院が3施設(市立池田病院:364病床、医療法人互恵会 池田回生病院:97病床、医療法人マックシール 巽病院:75病床)あることがわかりました。
また、一般診療所数は93施設あることがわかりました。
次に、大阪府池田市の医療機関数を人口対比でチェックしてみると、少し見え方が違ってきます。
大阪府池田市の病院数は、全国平均値に比べて非常に少なく、診療所数は全国平均値に比べてかなり多いことがわかりました。具体的なデータをご紹介します。
大阪府池田市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.47に比べ2.91と半分以下であることがわかります。
次に、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数値は、全国平均値68.94に対して90.23と、約23ポイント高いことがわかりました。(参照元:2020年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算)
これらのデータから、大阪府池田市の救急医療の充実度は低いと言えるでしょう。
また、大阪府池田市の医療資源を語る上で、もう一つ押さえておかなければならない医療従事者数についてもチェックしてみましょう。
大阪府池田市に常勤している医師在籍数について調べてみると、常勤医師在籍数は260名であることがわかりました。(2020年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)
この常勤在籍医師数を、「人口10万人あたり」で換算してみると、全国平均医師数244.11人と比べて252.26人と全国平均値に比べて約8ポイント多いことがわかります。
つまり、大阪府池田市の常勤医師数は、全国平均に比べてやや多い傾向だと言えます。
その結果、医師募集ニーズは全国平均値並かやや低いといえるでしょう。
では、現在の大阪府池田市の常勤医師募集傾向は、20年後、30年後も今の状態のままなのでしょうか。
医師募集傾向の今後の変化を明らかにするために、大阪府池田市の2015年医療需要の実績を100とした場合の需要変動を調べてみました。
すると、2020年予測では105、2025年は109、2030年予測は109、2035年では108、2040年予測では108、2045年予測では108と、微増することがわかりました。
つまり、大阪府池田市の医療現場での常勤医師募集ニーズは、現状よりもやや増加する可能性が高いと言えます。
次に、介護現場での医師募集ニーズの今後の推移についても調べてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しました。2015年実績を100とした場合、2020年予測では118、2025年は136、2030年予測は141と急増したのち、2035年では139、2040年予測では141、2045年予測では148と、2045年まで2015年水準の約1.48倍ほどに増加する予想が出ていましす。
つまり、大阪府池田市の介護現場での常勤医師募集ニーズは現状より増加傾向にあると言えます。