唐津市は佐賀県の北西部に位置しており、県で2番目に相当する人口約12万2000人の都市です。地理的には佐賀市にも福岡市にも近いという特徴があるため、双方の都市圏との経済的・社会的なつながりも歴史的に深いです。市の中心部は江戸時代に唐津藩が置かれた旧城下町である一方、市の北側には「虹の松原」など、自然資源が豊富に残されています。産業としては唐津焼に代表されるような伝統工業がかつては盛んであり、現在も市街地に工房が残っていますが、近年は製造業や建設業が発達してきており、市内には数多くの工業団地があります。
唐津市内にはJR筑肥線・唐津線が通っており、市内には唐津駅や東唐津駅などの駅が置かれていて、これらの駅を利用して佐賀市方面や福岡方面へ通勤・通学する人が多いです。一方でバス路線はあまり発達しておらず、昭和バスが運行しているのみです。一方、この地域の大きな特徴としてはその地形を生かした海上運送が盛んであることが挙げられ、壱岐などの離島方面へのアクセスの重要な拠点となっています。
唐津市は県内有数の規模を誇る都市であることから教育機関の数も多く、特に中学校は25か所にあり県内1位を誇ります。また、保育所数も38軒と県内1位であり、子育て支援にも力を入れています。