小城市は佐賀県のほぼ中央にある人口約4万4000人の街です。古くは山の中の門前町として賑わいを見せ、市のあちらこちらに歴史を偲ばせる名所・旧跡が残っています。北部には山々が連なり、街はそこから流れ出る川がつくり出す豊かな扇状地の上に広がっています。南部は日本一の干潟を有する海に面し、自然豊かな環境です。
小城市には8校の市立小学校と4校の市立中学校があります。市では共働き世帯の増加や核家族化に加え、携帯電話の普及やTVゲームなどで家庭学習の時間が充分に取れていないことによる基礎学力の低下などが指摘されています。小城市における学力向上の対策として、ICT(電子黒板や学習用端末機)などを活用して学習の指導方法に工夫を凝らしたり、学習過程の中に「お互いに学び合う活動」を取り入れた校内研究を推進しています。また学校だよりや家庭教育指針を配布したりHPから情報の発信を行い、学校・家庭・地域が連携して子どもの教育を行っていけるように取り組みが行われています。いじめなどの問題に対しても教師間の生徒指導体制を整えるとともに、子ども支援センターやスクールカウンセラーなどと連携を取り、早期発見や早期対応に努めています。