山口県周南市は山口県の東南部に位置し、2010年時点で人口は約15万人です。大規模工業の立地やそれに接する比較的幅の狭い市街地、また広大な農山村地帯もあります。更に島嶼部は瀬戸内海国立公園区域にも指定されていて、美しい自然がみられるのが特徴です。気候も比較的温暖で、住みやすい環境と言えます。
また、市政として安心で安全に暮らせる街を目指すという目標を掲げ「小さな親切」推進都市宣言を行っていたり、市の役割や市民の取り組みなどをまとめた周南市安心安全街づくり条例を制定するなどして地域の安全に積極的に貢献している姿勢が見られます。更に中山間地域では田舎暮らしが体験できる移住体験制度を用意し、地域への積極的な住民の受け入れ態勢が整っています。
観光面では工場夜景がとても有名で、市ではバスや船、クルーザーなどを使った夜景が楽しめる観光ツアーを開催しています。また、周南市はふぐの延縄漁法発祥地であることから、隠れたふぐの本場としても知られていて、徳山ふぐが名産品として有名です。
JR徳山駅を中心にした中心市街地はかつて商業地として大きな発展を収めましたが、1990年代以降は周辺の大型商業施設への買い物客の流出が進み疲弊しています。市街地活性化は市政の今後の大きな課題となっています。