宇部市は山口県の中で南西部に位置する周防灘に面した市で、山口県の中では人口の多いエリアです。かつて炭鉱があったことから明治以降に大きく発展をみせ、宇部炭鉱としてその名を馳せていました。その後も瀬戸内工業地帯の一部として発展を続け、宇部市にある宇部港からのセメント輸出量は国内屈指のものとなっています。この宇部空港では毎年、県内最大級の花火大会が催され人気を博しています。
山口県の空の玄関口である空港があり、宇部空港と呼ばれ県民から親しまれています。大手の航空会社が乗り入れる空港で、東京との間を往復する飛行機を利用する人が多くみられます。鉄道に関してはJR西日本の山陽本線、宇部線、小野田線が市内を走っています。中でも宇部線の宇部新川駅が市の中心となっていますが、かつては栄えた駅前も現在は郊外型のショッピングモールに人気を奪われ閑散としています。
彫刻が盛んであることも同市の特徴です。国内屈指の彫刻展覧会が開催される街としても知られ、2年に1度開催されるUBEビエンナーレと呼ばれる展覧会は若手彫刻家の登竜門とも言われています。他にも彫刻に関するイベントが数多く行われており、彫刻の展示にも力を入れています。