愛媛県西条市は国の名水百選にも選ばれた「うちぬき」と呼ばれる地下水やカブトガニで知られています。気候は典型的な瀬戸内海式気候で、四季を通じて晴れが多く雨は少なめです。夏はヒートアイランド現象が起こる都市部と比べれば比較的涼やかで過ごしやすく、夜には海陸風も吹くために過ごしやすいとされています。また、冬の降雪量は多いものの、積雪するのは平野部では年に一度ほどであり、日本三大局地風の一つである「やまじ風」が吹くことでも知られています。
産業は製造業の誘致、振興を積極的に行い、工業出荷額は四国の中でも上位に位置しています。日経連が主導する「未来都市モデルプロジェクト」の実証地域に選ばれており、地元農業関係者、産業界、行政が共同で「総合6次産業都市」の実現を目指しています。
豪華絢爛な「西条祭り」は江戸中期より始まった、鬼頭と呼ばれる責任者が庶民でも帯刀を許されている珍しい祭りです。「西条祭り」は通り名で、正式名称は石岡神社例大祭・伊曾乃神社例大祭・飯積神社例大祭であり、それに禎瑞地区の嘉母神社例大祭を含めた旧西条市の平野部の祭りを総称して「西条祭り」と呼びます。
教育面では、コミュニケーション教育推進事業の一環として小・中学校で「文化芸術による子供の育成事業」を行い、文化芸術団体による舞台芸術の巡回公演や、芸術家による講話や実技指導などを行っています。