柳川市は福岡県南部の筑後地方の中心部に位置する、人口が約6万8000人程度の都市です。地理的には有明海に面している他、筑後川と矢部川という一級河川が市の中心部を通っており非常に水が豊富で水の都とも呼ばれています。市内には掘割と呼ばれる水路が東西方向にも南北方向にも張り巡らされており、独特の街並みを形成しています。産業としては有明海における養殖業の他、水産資源が豊富であるため市内には漁港が数多くあります。養殖業では特に海苔が有名です。
柳川市は交通の要所として中世の頃から重視されており、現在も西日本鉄道の天神大牟田線が通っています。その中でも西鉄柳川駅は中心的な駅であり、特急を含むすべての列車が停車します。バス路線としては堀川バス、西鉄バスの他に「べにばな号」というコミュニティバスも運行しており、市内の移動には非常に重宝されています。
柳川市内はこの地域の中心的な都市であることから教育機関も豊富にあり、高校は私立高校が2校、県立高校が1校あります。また中学校は6校、小学校は19校でいずれも市が運営しています。特に小学校の数が充実しているのが特徴です。育児環境としては平均的であり、市内には17軒の保育所と9軒の幼稚園があります。