兵庫県「猪名川町」の医師求人特集（生活＆医療情報）

兵庫県猪名川町は人口30,838人（2015年国勢調査）が住む市で、阪神北医療圏の中で最も人口の少ない地域です。医療施設数は、病院2施設(医療法人社団衿正会生駒病院:198病床、医療法人晴風園今井病院:111病床、)、そして一般診療所はわずか20施設のみです。猪名川町の医療機関数を人口対比で全国平均値と比較すると、病院数は全国平均並み、診療所数は全国平均よりもやや少ない状況でした。医療施設の詳細を、データを元にご紹介しましょう。例えば、猪名川町の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.65に比べ6.49と大きな違いはありませんでした。一方で一般診療所数を人口10万人あたりで換算した場合は、全国平均値71.57に対して64.86と約7ポイント低くなっていました。（参照元：2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算）医療施設数に関しては、全国平均に近い数値である猪名川町ですが、常勤医師在籍数はどういった状況なのでしょうか。調べてみると、兵庫県猪名川町に在籍する施設別常勤医師数はわずか31名でした。（2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）この在籍常勤医師数を人口10万人あたりの全国平均医師数246.00人と比べてみると、猪名川町は100.53人と半数以下でした。つまり、全国の他のエリアに比べて猪名川町はかなり医師が少ないことがこれらのデータからわかります。結果的に猪名川町の医師募集ニーズは高いと言えるでしょう。しかし、今後も人口減少が続く日本のあらゆる地方地域では、患者数が減少することが予想されます。その結果、医師不足という現状が今後も続くと過信することはできません。実際に日本各地の医療ニーズを調べてみると、今後２０〜３０年後には急激に減少する地域が各地にあることがわかります。このような地域は、近隣の医療を頼ることになるでしょう。では、猪名川町の医療募集ニーズは、今後どのような変化を遂げるのでしょうか。ここで有益な２つのデータをご紹介しましょう。一つ目のデータは、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」です。このデータによると、2015年の医療需要の実績を100とした場合、2020年予測では109、2025年は115、2030年予測では118、2035年では118、2040年予測では117、2045年予測では114と、現状の約1.1倍ほどで推移することがわかります。そうなると、医療機関での医師募集ニーズも現状のまま、または現状よりも増加すると予想できます。このように医療現場での医師募集ニーズが現状を維持できるエリアは、全国の中でも稀です。では次に二つ目のデータをご紹介しましょう。それは介護施設の需要データです。猪名川町の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では129、2025年は160、2030年予測では181、2035年では189、2040年予測では192、2045年予測では195と「2015年の約2倍」ほどまで急な増加が予想でき、介護現場では今後ますます医師の募集ニーズは高まることがわかりました。