兵庫県「篠山市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

兵庫県篠山市は人口41,490人（2015年国勢調査）が住んでいます。篠山市の医療施設数は、病院が4施設(岡本病院:186病床、兵庫医科大学ささやま医療センター:180病床、医療法人社団みどり会にしき記念病院:48病床、山鳥病院:31病床)あります。また一般診療所を調べると26施設でした。絶対数だけでは医療機関数が多いのか少ないのかわからないので、次に人口対比で医療機関数をチェックしてみましょう。調べてみると、病院数は全国平均に比べて1.5倍近く多く、診療所数は全国平均よりもやや少ない状況だと分かりました。具体的な数値をご紹介します。篠山市の人口10万人あたりの病院数は全国平均値6.51に比べ9.64と約1.5倍という状況です。次に、一般診療所数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均値68.89に対して62.67と約6ポイント差であることがわかりました。（参照元：2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算）これらのデータから、全国平均値に比べて篠山市の医療機関数が平均並みかやや多い地域であることがわかります。では、篠山市の医療機関で働く常勤医師在籍数はどのような状況なのでしょうか。篠山市内の常勤医師在籍数を調べると83名在籍していました。（2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）この常勤在籍医師数を、先ほどと同じように「人口10万人あたり」でチェックすると、全国平均医師数240.93人と比較して200.05人と約40ポイント差であることがわかりました。つまり、現時点での篠山市の医師数は、全国平均値に比べて医師不足状況だと言えます。一般的に、医師不足が深刻な地域では医師採用に積極的になるため、給与やおやすみなどの条件交渉がしやすくなります。そのため、今、篠山市の医療機関に転職するのは良いタイミングと言えます。しかし、この医師不足の状況は数十年後も続くとは限りません。現時点の医師募集状況だけで転職するのではなく、今後の状況変化についても情報収集した上で転職先を決定することが「これからの医師転職」には求められています。なぜなら、2025年問題やオンライン診療など、医療現場に大きな変化が求められる要素が多くあるためです。今までと同じような転職方法では、転職後に後悔するリスクが高い時代が訪れていると言えるでしょう。では、どんな情報を転職前にキャッチしておけば良いのでしょうか。１つの基準となるのは「現在から25年後までの高齢者人口の推移」です。このデータから、篠山市で数十年後の医師募集ニーズについて大まかな推測できるようになり、転職する時に有益な判断材料になるでしょう。せっかくですので、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」をご紹介したいと思います。この推計値によると、篠山市の2015年医療需要の実績を100と基準にした場合、2020年予測では100、2025年は101、2030年予測では100、2035年では96、2040年予測では92、2045年予測では87と現状に比べて約13%ほど減少すると考えられます。医療ニーズが減少すれば、医師募集ニーズも自ずと減少していくでしょう。次に「介護需要データ」をチェックしてみます。このデータによれば、篠山市の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では103、2025年は113、2030年予測では119、2035年では119、2040年予測では116、2045年予測では110と、25年後も現状より増加している状況だということがわかりました。つまり、介護現場での医師募集ニーズは２５年後は現状より高まっている可能性が高いと言えます。このように、医療・介護の需要変動は医師の募集・採用ニーズに影響を及ぼします。転職時にチェックしておくことで、転職後に起こり得る変化に柔軟に対応できるようになるでしょう。これからは、医師転職サイトや求人サイトでは確認できないこのような中長期的に見たときに重要な情報も事前にチェックすることをお勧めします。ご自身で情報チェックする時間がない方は、ぜひ医師専門の転職エージェントに確認を取られてみてはいかがでしょうか。