兵庫県「太子町」の医師求人特集(生活&医療情報)

太子町の生活関連情報

兵庫県太子町の特産品・地場産業と言えば、太子みそや太子いちじく、松尾のたけのこなどを挙げることができます。特に「太子みそ」は、太子町産の米・大豆にこだわって作られており、安心・安全・おいしい手作り食品であることから、西播磨フードセレクション2015で金賞を受賞しています。味噌をつかった「太子みそ焼きそば」、「太子みそ煮込みうどん」、「太子バーガー」と言ったレシピが町内の店舗で開発され、地域グルメとしても注目されています。また、松尾のたけのこは、朝掘りとれたてのたけのこをその日の内に缶詰にしているので、新鮮でフレッシュな風味を年中楽しむことができる逸品になっています。

太子町の医師に関する情報

兵庫県太子町は人口33,690人(2015年国勢調査)が住む町です。太子町の医療施設数は、病院がわずか1施設(医療法人味木会 太子病院:132病床)のみしかありません。また一般診療所を調べると17施設のみでした。絶対数だけでみると医療機関数が少なく感じる太子町ですが、人口対比で調査すると状況は変わってくるのでしょうか。調べると、病院数・診療所ともに全国平均値に比べてかなり少ないことがわかりました。詳細のデータをご紹介しましょう。太子町の人口10万人あたりの病院数は全国平均値6.65に比べ2.97と半分以下の数値になっており、人口に対して病院数が少ないことがわかります。さらに一般診療所数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均値71.57に対して50.46と約21ポイント低いことがわかりました。(参照元:2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算)次に、太子町の医療機関で働く常勤医師在籍数についてチェックしてみましょう。太子町内の常勤医師在籍数を調べると、28名在籍していることがわかりました。(2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)この常勤在籍医師数を、先ほどと同じように「人口10万人あたり」でチェックすると、全国平均医師数246.00人と比較して83.11人と約3分の1以下であることがわかりました。このデータから分かるように、太子町の医師数は非常に深刻な不足状況であるといえます。つまり、現在の太子町で働く常勤医師数の募集ニーズは全国平均よりもかなり高いと言えるでしょう。このように「募集ニーズが高いエリア」では、転職時に行う給与や勤務時間などの条件交渉がやりやすくなる傾向があります。しかし、2025年問題や過疎化、高齢化などの人口構造的な変化や、ITを駆使したオンライン診療・診断といった医療技術の環境変化に影響を受け、医師募集ニーズは今まで以上に変動をしていくことが考えられます。つまり、現時点だけのデータだけでは転職すべきか否かを判断するのはリスキーだと言えるでしょう。そこで1つの指針となる「現在から25年後までの高齢者人口の推移」に関するデータをご紹介します。これらのデータをもとに、今後数十年の太子町の医師募集ニーズがどのように変化するのか推測していきたいと思います。確認するデータは、将来推計人口から計算した「医療需要予測指数」です。この推計値によると、太子町の2015年の医療需要の実績を100とした場合、2020年予測では107、2025年は111、2030年予測では110、2035年では107、2040年予測では107、2045年予測では106と現状に比べてさほど大きな変動はないことがわかります。つまり医師募集ニーズも現状と大きく変わらな可能性が高いといえます。次に「介護需要データ」をチェックしてみましょう。このデータによれば、太子町の介護需要予測指数は、2015年実績を100とした場合、2020年予測では124、2025年は148、2030年予測では156、2035年では148、2040年予測では145、2045年予測では148と、現状に比べて約1.5倍ほど増加することがわかります。結果的に、介護現場での医師募集ニーズは、今後25年間でさらに増加し、介護現場が逼迫したり、太子町はだけでは対応できず他の市区町村と医療資源を集約化させたり、近隣の地域医療と連携する道が考えられます。
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