香川県の東部に位置するさぬき市は、人口約5万人の人々が生活をする町です。市の北部は瀬戸内海に面した穏やかな気候で、岬や半島が織り成す美しい海岸線を形成しています。特に瀬戸内海国立公園内にある海岸は白砂青松で有名で、毎年多くの観光客や海水浴客で賑わいを見せています。南部の山地から流れ出す河川の流域には、市街地や工業地帯が形成されています。市内にはJR高徳線をはじめ高松自動車道・国道が走り、近隣都市圏や阪神エリアなどを結んでいます。
さぬき市には市立小学校が17校・市立中学校が7校あります。市では核家族化や地域コミュニティの希薄化、子ども達の学習意欲や学力・体力の低下・問題行動など解決しなければならない課題が指摘されています。市の教育委員会は、「主体性・創造性・生きがいをはぐくむ教育・文化のまちづくり」を目標とし、4つの柱となる基本方針を定め家庭・学校・地域が連携して取り組みを行っています。また地域住民参加による学習や文化活動などの取り組みや、学校支援ボランティアを組織化しボランティア・コーディネーターを育成する試みが行われています。その他にも子どもが読書への関心を持てるように読み聞かせボランティアの養成講座を開催しています。