鹿児島県「南さつま市」の医師求人特集(生活&医療情報)

南さつま市の生活関連情報

 鹿児島県南さつま市は農業・漁業に従事している人が多く、それに付随した仕事も少なくありません。ちなみに、全国規模で活躍するサッカー選手を輩出する街としても知られています。人口は、合併後も流出の歯止めは一向にかからず、新生児出生においてはやや微増なものの、少子化に変わりはありません。
こうした事態を受け、市では妊婦の支援から着手、子育て世代には市全体での応援体制を敷いています。乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)では親子の状況を把握、さらに手厚い支援が必要な場合は、親子の状態に応じた関係機関と密に連絡を取り合い、フォローしていきます。驚くことに、最初の訪問でほぼパーフェクトに近い面会が毎年実現しています。各職員は、これらの活動で出来たつながりを絶やさないようにし、子供の入園・入学までに、親子が孤立する空白の期間が出来ぬよう、鋭意努力しています。さらに市の独自取り組みとして、一時預かり保育事業の充実が挙げられます。親の就労・求職活動などニーズに応じて、幼保の保育時間延長はもちろん、勤務時間や疾病等で思うような育児時間が取れない人には、トワイライトステイ・ショートステイといった、夜遅く又は宿泊を伴った連続期間保育の申請が可能です。その間、子供の世話は市内児童養護施設等が行います。このように家庭だけでなく、市全体を挙げて子育てをカバーするのには理由があります。保護者対象のアンケートによると、朝7時前に家を出なければいけない人、夜も遅くまで仕事に携わるなど、就労条件の厳しさに直面している人が少なくなく、こうした状況を踏まえて今の制度が出来上がりました。

南さつま市の医師に関する情報

 南さつま市における医療機関は、病院施設が7施設前後(合計病床数およそ920)、小規模医療施設が50施設前後、南薩保健医療圏における全体ドクター数は300人前後、合併後の街全体をカバーするには概ね及第点と言えるでしょう。現在、市民の移動手段はバスや車の移動に限られています。市内在住場所によっては、診療までに時間がかかるところもあり、体の小さな異変に対して、やり過ごしてしまう傾向に陥ってしまいます。また、子育て世代のアンケートにおいても、自宅と診療所の距離の関係から、子供のかかりつけ医がいない家庭も少なくありませんでした。
県全体でそうした事態を危惧しており、鹿児島大学病院に「地域医療支援センター」を設置、各市町村からの特定科目医師の応援要請に対して、速やかにコーディネート、派遣手配する体制を整えました。同時に市は、慢性的なセンター頼みにならぬよう、市内常勤医師の確保のため、行政・医療従事者はもちろん、市民も交え、幅広い意見交換の場を調整しています。市では恒常的安定を図りたい小児科を中心に、県の協力を得ながら、特に産休・育休などで一線を離れた女性医師や、IターンやUターンを希望する医療従事者の就業へのバックアップ体制を、市一丸となって取り組んでいます。
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