鹿児島県「曽於市」の医師求人特集(生活&医療情報)

曽於市の生活関連情報

 曽於市は、鹿児島県の東部に位置する市で、2005年に曽於郡の末吉町・財部町・大隅町が合併して成立しました。畜産や畑作を中心とした農業が盛んな地域で、隣接する宮崎県都城市とのつながりが日常生活や文化面を通して深い市です。人口はおよそ1万8千人ですが、60~80歳代の高齢者が割合としては多く、子供が比較的少なくなってきています。また、末吉町・財部町に住んでいる生徒については、都城市にある高校への越境通学も認められています。そのため、市内の県立財部高校・県立末吉高校・県立岩川高校の3校は定員割れが続いていました。県は2013年に、従来の3校を2016年に閉校にして、「都城の学校に行かなくても大学進学を目指せる進学校」としての県立曽於高校を設立することを決定しました。
市は、市内の学校教育の更なる充実を図るために、曽於高校の在学生に様々な支援体制を整えています。例えば、新入生の制服購入に対しての補助金、また、通学距離が片道7キロメートル以上の生徒に対して中学校スクールバスの無料使用を認めたり、定期券購入費の3分の1の額を補助したりしています。さらに、未就学児や子育てをしている保護者への様々な支援も行っています。

曽於市の医師に関する情報

 曽於市には、曽於医師会立病院があり、開院当時は小児科、産婦人科等を含む多くの診療科を備えた総合病院でしたが、現在は、外科、整形外科、循環器内科のみの医師が常勤となっています。その他にも、25を超える診療所や、約20の歯科医院があり、市の規模に対しては充実しています。しかし、個人で経営している診療所や歯科医院が多く、どうしても設備の面では他の大きな大学病院などと比較すると劣ってしまう診療所が多いです。曽於医師会立病院は特に、医者の不足が深刻であり、他の医療機関との連携を強めるなどの対策を講じてはいますが、現在の状況では救急を必要とする小児科や脳外科などの診療が全くできない状態にあります。
市は、少子化を食い止めるためにも、18歳以下の子供に対して医療費の助成を行っています。所得の制限はありますが、子供の医療費を全額助成してもらうことができます。さらに、こちらも所得の制限はありますが、曽於市内に住むひとり親、もしくは父母のいない18歳以下の生徒は、ひとり親家庭の父や母を含めて、医療費の助成を受けることができます。
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