鹿児島県熊毛郡屋久島町は、屋久島と口永良部島の全体を町域とする自治体であり屋久島の持つ豊富な自然区域が世界自然遺産に登録されていることで日本だけではなく世界中にその名が知られています。地理的には屋久島は九州本土の佐多岬から南西に60キロほど離れた島であり、屋久島からおよそ12キロ西方に口永良部島が存在し、また屋久島並びに口永良部島と九州本土の鹿児島港との間には1日に1往復ほどフェリーが結んでおりそれぞれの島民の生活の足として利用されています。
屋久島町域のうち口永良部島については活火山でできている島であり、有史から現在に至るまで火山活動が非常に活発であるため、屋久島町では口永良部島の火山情報を随時更新して島民に注意を促していると同時に、緊急時の体制についても定期的に確認するよう取り組んでいます。
屋久島町の学校機関については、屋久島では小学校が9校、中学校が4校あり高校も鹿児島県立屋久島高等学校がありますので、地元に残る場合にはその高校に通って授業を受けるという形になります。口永良部島の場合は小学校及び中学校が1校ずつありますが、いずれも生徒数が少ないため複式学級が取られており、高校に通う場合は屋久島及び種子島に渡るか、九州本土に渡ってそれぞれの地域の高校に通うことになります。