阿蘇市は熊本県の東北部、熊本市から50キロメートルほど離れた九州山地の中にある町で、人口は約2万7000人程度の比較的小規模な都市です。2005年に阿蘇町を含む2町1村が合併して現在の市となりました。特に九州山地の中でも活火山の阿蘇山およびその周囲の広大なカルデラ盆地が特徴的で、阿蘇山周辺の環境を生かしたサービス業や、農業・林業が盛んに行われています。特に農業に関してはリンゴやブドウなどの果実類の栽培が有名です。市内の交通にはJR豊肥本線によって南北方向に移動できる他、市の中心部にある阿蘇駅を主な拠点として九州産交グループが運営する路線バスが運用されています。また、九州山地の中を抜ける国道57号線などの一般国道もよく利用されています。
このように面積の多くを山地が占める阿蘇市ですが、人が集まる市街地を中心に教育機関が集まっており、市内には小学校が11校、中学校が4校、高校が3校あり、いずれについても熊本県の中では平均的、あるいは少し多い部類に入ります。子供の数はそこまで多くないですが、幼稚園が2か所に、保育園が11か所にあり、特に市街地に保育園が集結している傾向があるため、親にとっては通勤の次いでに預けられる施設が多いという点で育児に有利と言えます。