沖縄県名護市は商業が盛んで、共働きの家庭が多いのが現実です。名護市はこれに伴う育児の問題を解消するために、保育所の就園児数を560名増やし、待機児童をゼロにする政策がとられました。また、保育料に関しても二人目は半額、三人目からは無料にするなど、親が子どもを預けて安心して働ける環境作りが実現されています。児童の医療費に関しても中学校を卒業するまで無料とするなど、教育や福祉が充実しています。
沖縄県名護市には、幼児教育として市立保育所1カ所、認可保育所27カ所、市立幼稚園13カ所、私立幼稚園2カ所があります。また市立小学校は13校、分校1校、市立中学校8校、私立1校があります。高校教育は県立高校3校、国立1校、私立1校があります。2012年に久志小学校と久志中学校を統合して、小中一貫校としてスタートさせています。また、平成28年に屋我地小学校と中学校を統合させ、小中一貫校としてスタートする予定です。両校とも大きな夢や未来に向かって、子ども達が大きく羽ばたいていくようにというのが目標です。ただ、現在アメリカ米軍基地の辺野古移設問題があるのも事実です。埋め立てによる新たな基地建設での自然環境への影響や騒音、治安の問題などで反対する住民も少なくありません。