大阪府大東市には人口119,367人(2020年国勢調査)が住んでいます。
大阪府大東市の2015~2020年における人口増減率は-3.12%と減少傾向にあります。
また大阪府大東市の高齢化率は26.30%と、約4人に1人以上が65才以上の高齢者が住んでいます。
そんな大阪府大東市の医療施設数を調べてみると、病院が5施設(社会医療法人若弘会 わかくさ竜間リハビリテーション病院:500病床、医療法人 徳洲会 野崎徳洲会病院:218病床、医療法人仁泉会 阪奈病院:216病床、医療法人仁泉会 仁泉会病院:140病床、医療法人藤井会 大東中央病院:117病床)あることがわかりました。
また、一般診療所数は79施設あることがわかりました。
では、この医療機関数を別の視点から見ると、どのような印象になるのでしょうか。
そこで大阪府大東市の病院数を人口対比でチェックしたところ、全国平均値よりも少ない状況であることがわかりました。
具体的には、大阪府大東市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ4.19と2ポイント以上も差がありました。
また、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数値は、全国平均値69.75に対して66.18と、約3ポイント低い状況でした。(参照元:2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)
では、大阪府大東市の医療資源として重要な要となる医療従事者数についてもチェックしましょう。
大阪府大東市に常勤している医師在籍数を調べてみると、常勤医師在籍数は203名であることがわかりました。(2020年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)
この常勤在籍医師数を、「人口10万人あたり」で換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて170.06人と、全国平均値に比べて約80ポイント低いことがわかりました。
つまり、大阪府大東市の常勤医師数は、全国平均に比べて少ないため、常勤医師数は他の地域に比べると不足していると言えます。
そのため、現状の大東市の医師募集ニーズは全国平均値よりも高い可能性が高くなります。
では、現在の大阪府大東市の常勤医師募集傾向の、20年後、30年後の推移はどう変化するのでしょうか。
医師募集傾向の今後の変化を明らかにするために、大阪府大東市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動を調べてみると、2025年は104、2030年予測は101、2035年では96、2040年予測では94、2045年予測では92と、2045年には2020年よりも約8%減少することがわかります。
これらのデータ推移から、大阪府大東市の医療現場での常勤医師募集ニーズは、現状に比べてやや下がる可能性が高いでしょう。
では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についても調べてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しました。2020年実績を100とした場合、2025年予測では123、2030年は122、2035年は113、2040年では111、2045年予測では116と、2045年までに2020年に比べて1割以上増加する予想となっていました。
これらの数値から、大阪府大東市の介護現場での常勤医師募集ニーズは、現状よりやや増加する可能性が高いと考えられます。