大阪府枚方市には人口397,289人(2020年国勢調査)が住んでいます。
大阪府枚方市の2015~2020年における人口増減率は-1.70%と減少傾向にあります。
また大阪府枚方市の高齢化率は27.80%と、約4人に1人以上が65才以上の高齢者が住むエリアです。
そんな大阪府枚方市の医療施設数を調べてみると、病院が24施設(関西医科大学附属病院:751病床、独立行政法人 地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター:580病床、社会福祉法人 枚方療育園:490病床、地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪精神医療センター:473病床、医療法人大寿会 大寿会病院:385病床、市立ひらかた病院:335病床、国家公務員共済組合連合会 枚方公済病院:313病床、医療法人亀廣記念医学会 関西記念病院:307病床、医療法人みどり会 中村病院:206病床、社会医療法人三上会 東香里病院:195病床、医療法人(社団)有恵会 香里ヶ丘有恵会病院:171病床、医療法人御殿山 福田総合病院:171病床、医療法人北辰会 天の川病院:157病床、社会医療法人美杉会 佐藤病院:120病床、医療法人 愛和会 新世病院:120病床、東香里第二病院:117病床、関西医科大学くずは病院:94病床、医療法人りんどう会 向山病院:85病床、医療法人讃高会 高井病院:66病床、医療法人中屋覚志会 津田病院:58病床、医療法人毅峰会 吉田病院:58病床、医療法人 昭征会 坂野病院:50病床、医療法人松徳会 松谷病院:40病床、医療法人成育会 なりもとレディースホスピタル:23病床)あることがわかりました。
また、一般診療所数は273施設あることがわかりました。
一見すると枚方市の医療機関数は充実した印象ですが、大阪府枚方市の医療機関数を人口対比でチェックしたところ、全国平均値並みであることがわかりました。
具体的には、大阪府枚方市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ6.04でした。
また、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数値は、全国平均値69.75に対して68.72となっています。(参照元:2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)
では、大阪府枚方市の医療資源としてもう一つの柱になる医療従事者数についてもチェックしましょう。
大阪府枚方市に常勤している医師在籍数を調べてみると、常勤医師在籍数は 1,265名でした。(2020年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)
この常勤在籍医師数を、「人口10万人あたり」で換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて318.41人と、全国平均値の約68ポイント高いことがわかりました。
この結果から、大阪府枚方市の常勤医師数は、全国平均に比べて多く、常勤医師数は他の地域に比べると充足している可能性が高いと言えます。
そのため、枚方市の医師募集ニーズは全国平均値よりも低くなっていると考えられます。
では、現在の大阪府枚方市の常勤医師募集傾向の、20年後、30年後の推移も触れておきましょう。
医師募集傾向の今後の変化を明らかにするために、大阪府枚方市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動を調べてみました。
すると、2025年は113、2030年予測は113、2035年では110、2040年予測では108、2045年予測では106と、2045年には2020年よりも微増することがわかりました。
これらのデータ推移から、大阪府枚方市の医療現場での常勤医師募集ニーズはやや上がる可能性があるでしょう。
では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についても調べてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しました。
2020年実績を100とした場合、2025年予測では132、2030年は138、2035年は134、2040年では132、2045年予測では136と、2045年までに2020年に比べて3割以上に増加する予想が出ています。
つまり、大阪府枚方市の介護現場での常勤医師募集ニーズは、現状より急増傾向にあると言えます。