大阪府「和泉市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

大阪府和泉市には人口184,495人（2020年国勢調査）が住んでいます。
大阪府和泉市の2015～2020年における人口増減率は-0.87％と減少傾向となっています。
また大阪府和泉市の高齢化率は25.50％と、約4人に1人近くの人が65才以上が住む地域です。
この水準は、周囲の岸和田市（28.10％）や泉大津市（25.50％）の高齢化率と同レベルと言えます。

そんな大阪府和泉市の医療施設数を調べてみると、病院が13施設（医療法人聖和錦秀会　阪和いずみ病院:678病床、府中病院:380病床、地方独立行政法人　大阪府立病院機構　大阪母子医療センター:375病床、医療法人守田会　いぶきの病院:340病床、和泉市立総合医療センター:307病床、医療法人和泉会　和泉丘病院:261病床、医療法人貴生会　和泉中央病院:206病床、医療法人新仁会　新仁会病院:170病床、医療法人和気会　新生会病院:148病床、医療法人琴仁会　光生病院:145病床、社会医療法人啓仁会　咲花病院:94病床、医療法人河和会　河和会病院:60病床、医療法人育生会　奥村病院:27病床）あることがわかりました。
また、一般診療所数は123施設あることがわかりました。

では、これらの医療機関数を人口対比での医療機関数を確認してみましょう。
すると、大阪府和泉市の病院数は全国平均値に比べて多く、診療所数は全国平均値に比べて少ないことがわかりました。
具体的なデータをご紹介します。
大阪府和泉市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ7.05と、約0.5ポイント高いことがわかりました。
また、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字を確認すると、全国平均値69.75に対して66.67と、約3ポイント低い状況であることがわかりました。（参照元：2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算）

では、この地域で働く医療従事者数の状況はどのようになっているのでしょうか。
調査すると、大阪府和泉市に常勤している常勤医師在籍数は612名であることがわかりました。（2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて331.72人と、全国平均値に比べて約81ポイント高い数値であることがわかりました。
つまり、大阪府和泉市の常勤医師数は、全国平均に比べてると、医師充足感があることが推測できます。
このことから、他の地域に比べて常勤医師数の転職時の条件交渉は、需要と供給のバランスを重要視して図られる可能性が高いと言えます。

次に、大阪府和泉市の数十年後の医療ニーズの変化についてチェックしていきましょう。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、大阪府和泉市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
調査してみると、2025年予測では104、2030年は105、2035年は105、2040年では106、2045年予測では107と、2020年に比べて約7ポイント増加する想定となっています。
このように、大阪府和泉市の医療ニーズが上昇する推測データが出ていることから、20年後も常勤医師不足感は少しずつ高くなる可能性があります。
しかし、そもそもの充足感があるため、大きな変化は感じづらいかもしれません。
そのため、地域全体の医師募集ニーズは、現状よりも徐々に高まると考えられます。

次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では115、2030年は121、2035年は121、2040年では124、2045年予測では131と、2045年までに約31%増加することがわかりました。
これらのデータから、大阪府和泉市の介護現場での常勤医師募集ニーズは、現状よりもさらに高まることが予想されます。