大阪府「泉大津市」の医師求人特集（生活＆医療情報）

大阪府泉大津市には人口74,412人（2020年国勢調査）が住んでいます。
大阪府泉大津市の2015～2020年における人口増減率は-1.96％と減少傾向となっています。
また大阪府泉大津市の高齢化率は25.50％と、約4人に1人近くの人が65才以上が住む地域です。
この水準は、周囲の岸和田市（28.10％）や貝塚市（27.30％）の高齢化率と同レベルと言えます。

そんな大阪府泉大津市の医療施設数を調べてみると、病院が4施設（泉大津市立病院:230病床、医療法人穂仁会　原病院:94病床、医療法人吉川会　吉川病院:59病床、医療法人泉秀会　かわい病院:46病床）あることがわかりました。
また、一般診療所数は62施設あることがわかりました。
では、これらの医療機関数を人口対比での医療機関数を確認してみましょう。
すると、大阪府泉大津市の病院数は全国平均値に比べて少なく、診療所数は全国平均値に比べて多いことがわかりました。
具体的なデータをご紹介します。
大阪府泉大津市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ5.38と、約1ポイント低い状況であることがわかりました。

次に一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数字を確認すると、全国平均値69.75に対して83.32と、約14ポイントの差があることがわかりました。（参照元：2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算）
では、この地域で働く医療従事者数の状況はどのようになっているのでしょうか。
調査すると、大阪府泉大津市に常勤している常勤医師在籍数は134名であることがわかりました。（2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値）
この常勤在籍医師数を人口10万人あたりで換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて180.08人と、全国平均値に比べて約70ポイント低い数値であることがわかりました。
つまり、大阪府泉大津市の常勤医師数は、全国平均に比べてると、医師不足が深刻であることが推測できます。
このことから、他の地域に比べて、常勤医師数の転職時の条件交渉は医師にとって優位に進められる可能性が高いと言えるでしょう。

次に、大阪府泉大津市の20年後、30年後の医療ニーズの変化についてご紹介します。
ここでは医師募集傾向の今後の変化を把握するために、大阪府泉大津市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動をご紹介します。
調査してみると、2025年予測では101、2030年は99、2035年は97、2040年では97、2045年予測では96と、2020年に比べて約4ポイント減少する想定となっています。
このように、大阪府泉大津市の医療ニーズが下がる推測データが出ていることから、常勤医師不足感は人口減少とともに少しずつ低くなる可能性があるでしょう。
そのため、地域全体の医師募集ニーズは、現状よりも徐々に下がってくると考えられます。

次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についてもチェックしてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しており、2020年実績を100とした場合のデータをご紹介します。
すると2025年予測では114、2030年は115、2035年は111、2040年で112、2045年予測では119と、2045年までに約19%と大幅に増加することがわかりました。
これらのデータから、大阪府泉大津市の介護現場での常勤医師募集ニーズは、現状よりもさらに高まることが予想されます。