大阪府寝屋川市には人口229,733人(2020年国勢調査)が住んでいます。
大阪府寝屋川市の2015~2020年における人口増減率は-3.28%と減少傾向にあります。
また大阪府寝屋川市の高齢化率は29.60%と、約4人に1人以上が65才以上の高齢者が住んでいます。
そんな大阪府寝屋川市の医療施設数を調べてみると、病院が14施設(医療法人長尾会 ねや川サナトリウム:267病床、関西医科大学香里病院:199病床、医療法人協仁会 小松病院:190病床、社会医療法人山弘会 上山病院:189病床、医療法人河北会 河北病院:170病床、一般財団法人大阪府結核予防会 大阪複十字病院:150病床、医療法人一祐会 藤本病院:148病床、医療法人大慶会 星光病院:107病床、社会医療法人 弘道会 寝屋川生野病院:103病床、医療法人全心会 寝屋川ひかり病院:84病床、医療法人毅峰会 青樹会病院:78病床、松島病院:69病床、医療法人和敬会 寝屋川南病院:60病床、医療法人道仁会 道仁病院:55病床)あることがわかりました。
また、一般診療所数は172施設あることがわかりました。
これらのデータを見ると寝屋川市の医療機関数は充実しているように感じます。
しかし、大阪府寝屋川市の病院数を人口対比でチェックしたところ、全国平均値並みであることがわかりました。
具体的には、大阪府寝屋川市の人口10万人あたりの病院数は、全国平均値6.49に比べ6.09と1ポイントも差がありませんでした。
一方、一般診療所数を人口10万人あたりで換算した数値は、全国平均値69.75に対して74.87と、約5ポイント高くなっており、多いことがわかりました。(参照元:2021年11月現在の地域内医療機関情報の集計値/人口10万人あたりは、2020年国勢調査総人口で計算)
では、大阪府寝屋川市の医療資源として重要な要となる医療従事者数についてもチェックしましょう。
大阪府寝屋川市に常勤している医師在籍数を調べてみると、常勤医師在籍数は 413名であることがわかりました。(2020年11月現在の地域内医療機関情報の集計値)
この常勤在籍医師数を、「人口10万人あたり」で換算してみると、全国平均医師数250.83人と比べて179.77人と、全国平均値に比べて約80ポイント低いことがわかります。
つまり、大阪府寝屋川市の常勤医師数は、全国平均に比べて少ないため、常勤医師数は他の地域に比べると不足していると言えるでしょう。
そのため、寝屋川市の医師募集ニーズは全国平均値よりも高いと考えられます。
では、現在の大阪府寝屋川市の常勤医師募集傾向の、20年後、30年後の推移はどのような状況なのでしょうか。
医師募集傾向の今後の変化を明らかにするために、大阪府寝屋川市の2020年医療需要の実績を100とした場合の需要変動を調べてみました。
すると、2025年は107、2030年予測は104、2035年では100、2040年予測では97、2045年予測では94と、2045年には2020年よりも減少することがわかります。
これらのデータ推移から、大阪府寝屋川市の医療現場での常勤医師募集ニーズはやや下がる可能性があると言えます。
では次に、介護現場における医師募集ニーズの将来推移についても調べてみましょう。
ここでは「介護需要データ」をもとに医師募集ニーズを予想しました。2020年実績を100とした場合、2025年予測では120、2030年は122、2035年は114、2040年では111、2045年予測では114と、2045年までに2020年に比べて1割以上増加する予想が出ていました。
これらの数値から、大阪府寝屋川市の介護現場での常勤医師募集ニーズは、現状よりやや増加する可能性があると考えられます。